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[エリア別]電力自由化、オール電化向け電気料金プランの特徴と選び方まとめ!

alldenka
オール電化のプラン選び

2016年4月の電力自由化以降、オール電化向けの電気料金プランを用意している電力会社のプランをエリア別にまとめました。プランごとの特徴や、プラン選びのポイントも解説しています。電気料金比較の際、お役立てください。

この記事の目次

電力自由化以降、オール電化のご家庭もプランの選択肢が増えます。オール電化のご家庭は、エコキュートなど夜間に電気を多く使うため、夜間の電気代が安いプランの中から最適なプランを選んでいく必要がありますね。

でも、電力自由化で夜間の電気代が安いプランがたくさん出てくると、他にどんな部分に注目して選んだら良いかわかりませんよね。そこで、各エリアごとにオール電化の家庭が選べる夜間の電気料金の安いプランを比較し、各プランの特徴や選ぶ際の注目ポイント、どんなオール電化のご家庭向けなのかを解説します。

電力会社によっては、現行のプランが4月以降新規加入不可となったり、お得だったオール電化向けの割引が新規受付停止となる場合があります。今のうちに新旧のプランの中から最適なプランへ見直しをしておきましょう!

更新日
2016年3月1日

電力自由化以降、オール電化が選べる電気料金プランをエリア別に比較!

電力自由化以降、オール電化が選べるプランをエリア別に比較しました。
各エリアごとの

お住まいのエリアをクリックしてください。

電力自由化後、東京電力エリアで選べるオール電化向けプラン

東京電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中に、オール電化向けプランを打ち出している事業者は現時点でありません。そのため、東京電力エリアのオール電化のご家庭は、2014年4月以降も東京電力のオール電化向けプランの中からプランを選択していくことになります。

これまでに、東京電力エリアのオール電化向けプランは以下の7つがありました。

  • 朝得プラン
  • 夜得プラン
  • 半日お得プラン
  • 電化上手
  • おトクなナイト8
  • おトクなナイト10
  • ピークシフトプラン

しかし、これらのプランは2016年4月1日以降新規加入できなくなります。現在上記のプランを使っている場合は、引き続き利用可能(2020年3月まで)です。上記のプランに代わり、オール電化が選べるプランとしては以下の3プランが新たに登場します。

  • スマートライフプラン
  • 夜トク8
  • 夜トク12

それぞれのプランの詳細と、そのプランが向いている家庭はどんなタイプの家庭なのかを見ていきましょう。

スマートライフプラン

区分単位料金単価(税込)
基本料金(スマート契約)1kW450円00銭
電力量料金昼間時間
(6時~翌1時)
1kWh25円33銭
夜間時間
(1時~6時)
17円46銭
最低月額料金1契約231円55銭

スマートライフプランは、夜間5時間(午前1時~午前6時)の単価が安く設定されています。夜トク8、夜トク12と比べて基本料金は高めの設定ですが、その分日中の単価は他の2プランよりも安く設定されています。大人数のご家庭や、日中もたくさん電気を使うご家庭に向いているプランです。

また、このプランにはエコキュートやIHクッキングヒーターなどの故障修理サービスが特典としてついています。

夜トク8

区分単位料金単価(税込)
基本料金(スマート契約)1kW210円60銭
電力量料金昼間時間
(7時〜23時)
1kWh32円14銭
夜間時間
(23時~翌7時)
20円78銭
最低月額料金1契約231円55銭

夜トク8は、夜間8時間(23時~7時)の単価が安く設定されています。日中の単価、夜間の単価ともにスマートライフプランのほうが安いですが、基本料金は夜トク8のほうが安く設定されています。例えば、6KWで基本料金が計算された場合、

  • スマートライフプランだと2,700円
  • 夜トク8だと1,263.6円

となり、夜トク8のほうがひと月あたり1436.4円安くなりますね。少人数で日中不在がちなオール電化のご家庭は、スマートライフプランよりも夜トク8のほうがお得になる場合があります。

夜トク12

区分単位料金単価(税込)
基本料金(スマート契約)1kW210円60銭
電力量料金昼間時間
(9時~21時)
1kWh33円76銭
夜間時間
(21時~翌9時)
22円55銭
最低月額料金1契約231円55銭

夜トク12は、夜間12時間(21時〜翌9時)の単価が安く設定されています。夜トク8と比べて単価の安い夜間時間が長い分、日中の単価はやや割高に設定されています。

夜トク12も夜トク8と同じく、基本料金がスマートライフプランと比べて安いので、少人数で日中不在がちなオール電化のご家庭は、スマートライフプランよりもお得に使える場合があります。

基本料金の「スマート契約」って何?

東京電力の新しいプランは、基本料金が「スマート契約」となっています。スマート契約というのは、各家庭に備え付けられるスマートメーターで計測した過去1年間の各月のピーク電力のうち、最も大きい値が自動計算され、契約電力値が決定されるという方式です。

東京電力の新プランでは、電化上手などのプランに適用されていた「全電化住宅割引」などの割引がつきません。プラン変更を検討される場合は、旧プランで適用されていた割引額も踏まえた上で検討しましょう。

東京電力エリアのオール電化のご家庭は、今のプランを継続して使ったほうがよいのか、新プランを含めたプランの中から今よりもお得になるプランがあるのか、エネチェンジの電気料金プラン比較で診断してみましょう。

電力自由化後、北海道電力エリアで選べるオール電化向けプラン

北海道電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中に、オール電化向けプランを打ち出している事業者は現時点でありません。そのため、北海道電力エリアのオール電化のご家庭は、2014年4月以降も北海道電力のオール電化向けプランの中からプランを選択していくことになります。

北海道電力でオール電化向けの電気料金プランは現時点で

  • ドリーム8
  • ドリーム8エコ
  • eタイム3

の3プランがあり、4月以降は

  • eタイム3 Sプラン

というプランが新たに加わります。それぞれのプランの詳細と、そのプランが向いている家庭はどんなタイプの家庭なのかを見ていきましょう。

ドリーム8

区分単位単価
基本料金6kVA以下の場合1契約1,404円00銭
6kVA~10kVAの場合2,268円00銭
上記をこえる1kVAにつき1kVA334円80銭
電力量料金昼間時間90kWhまで1kWh28円08銭
90kWh〜210kWhまで35円66銭
210kWh以上40円10銭
夜間時間
(23時〜翌7時/22時〜翌6時/24時〜翌8時の3時間帯から選択可能)
14円13銭

ドリーム8は、夜間8時間の単価が安く設定されています。日中の単価が従量制となっているため、大人数のご家庭や、日中たくさん電気を使うご家庭は電気代が高くなってしまう場合があります。特に、冬の暖房にエアコンを使うご家庭や、ヒートポンプ式温水暖房設備のあるご家庭は日中の電気使用量が多くなるため、eタイム3のほうがお得になる場合が多くあります。

冬の暖房設備が蓄熱暖房機の場合など日中の電気使用量が少ないご家庭は、ドリーム8をお得に使える場合があります。

ドリーム8エコ

区分単位単価
基本料金6kVA以下の場合1契約1,404円00銭
6kVA~10kVAの場合2,268円00銭
上記をこえる1kVAにつき1kVA334円80銭
電力量料金ピーク時間 冬期間
(16時〜18時/17時〜19時/18時〜20時の3時間帯から選択可能)
1kWh60円02銭
昼間時間 冬期間
(ピーク時間を除く7時〜23時)
90kWhまで25円07銭
210kWhまで31円71銭
210kWh以上35円63銭
昼間時間 冬季以外
(7時〜23時)
90kWhまで28円08銭
210kWhまで35円66銭
210kWh以上40円10銭
夜間時間
(23時〜翌7時)
14円13銭

「冬期間」は 11 月の検針日~3 月の検針日の前日までをいいます。
ドリーム8エコも、夜間8時間(23時〜7時)の単価が安く設定されています。冬の夕方3時間をピーク時間帯として高額単価設定にしてある分、日中の単価はドリーム8プランよりも安く設定されています。

このプランもドリーム8同様、日中の単価が従量制となっているため、大人数のご家庭や、冬の暖房設備がエアコンやヒートポンプ式温水暖房の場合は、eタイム3のほうがお得になる場合が多くあります。

冬の暖房設備が蓄熱暖房機の場合など日中の電気使用量が少なく、かつピーク時間帯に電気を使わないよう工夫できるご家庭は、ドリーム8をお得に使えます。

eタイム3

区分単位単価
基本料金10kVAまで1契約3,175円20銭
上記をこえる1kVAにつき1kVA464円40銭
電力量料金朝晩時間
(午後時間帯を除く8時〜22時)
1kWh39円94銭
午後時間
(13時〜18時/14時〜19時/15時〜20時の3時間帯から選択可能)
30円35銭
夜間時間
(22時〜翌8時)
14円37銭

eタイム3プランは、夜間10時間(22時~8時)の単価が安く設定されています。日中の単価も固定単価のため、大人数のご家庭や、日中に電気をたくさん使うご家庭、また、冬の暖房設備がエアコンやヒートポンプ式温水暖房のご家庭がお得に使えるプランです。

eタイム3 Sプラン

区分単位単価
基本料金1契約3,175円20銭
電力量料金朝晩時間
(午後時間帯を除く8時〜22時)
1kWh39円94銭
午後時間
(13時〜18時/14時〜19時/15時〜20時の3時間帯から選択可能)
30円35銭
夜間時間
(22時〜翌8時)
14円37銭
Sプラン割引額1,000円00銭

新プランのeタイム3[Sプラン]は、eタイム3の契約量が6kVA以下の場合に、毎月1,000円の割引が適用されるというものです。北海道で一番電気をたくさん使う冬の使用料を基本にして、6kVA以下の契約が可能な場合はお得になるプランなので、検討してみてはいかがでしょうか?

北海道のオール電化のご家庭は、今のプランを継続して使ったほうがよいのか、新プランを含めたプランの中から今よりもお得になるプランがあるのか、エネチェンジの電気料金プラン比較で診断してみましょう。プラン変更を考える際は、旧プランで各種割引が適用されていた場合はその割引額も踏まえた上で検討しましょう。

電力自由化後、東北電力エリアで選べるオール電化向けプラン

東北電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中に、オール電化向けプランを打ち出している事業者は現時点でありません。そのため、東北電力エリアのオール電化のご家庭は、現在契約している東北電力のオール電化向けプランをそのまま使うか、東北電力が新しく打ち出すプランにプラン変更をするかの2つの選択肢となります。

これまでに、東北電力のオール電化向けプランは以下の4つがありました。

  • やりくりナイト8
  • やりくりナイト10
  • やりくりナイトS
  • ピークシフト季節別時間帯別電灯

しかし、これらのプランは2016年4月1日以降新規加入できなくなります。現在上記のプランを使っている場合は引き続き利用可能(2020年3月まで)です。上記のプランに代わり、オール電化が選べるプランとしては以下の7プランが新たに登場します。

  • よりそう+ナイト12
  • よりそう+ナイト&ホリデー
  • よりそう+シーズン&タイム
  • よりそう+ナイト8
  • よりそう+ナイト10
  • よりそう+ナイトS
  • よりそう+サマーセーブ

それぞれのプランの詳細と、そのプランが向いている家庭はどんなタイプの家庭なのかを見ていきましょう。

よりそう+ナイト12

区分単位単価
基本料金主開閉器契約6kVA以下の場合1契約 1,404円00銭
6kVA〜10kVA 1,944円00銭
上記をこえる 1kVA324円00銭
実量契約6kW以下の場合1契約 1,922円40銭
6kWをこえる場合の最初の10kW 2,662円20銭
上記をこえる1kW442円80銭
電力量料金昼間最初の70kWhまで 1kWh25円95銭
70kWhをこえて170kWhまで 35円40銭
170kWhをこえる 40円92銭
夜 間 (21時〜翌9時) 11円71銭

よりそう+ナイト12は、夜間12時間(21時~翌9時)の単価が安く設定されています。夜間の安い時間帯が長い分、日中の単価は従量制で高めの設定がされています。同じタイプのよりそう+ナイト8、よりそう+ナイト10と比較しても、従量制の段階の区切りがシビア(第一段階が70kWhまで、第二段階が70kWh〜170kWhまで)です。

日中不在がちでほとんど電気を使わず、夜間に多く使う生活スタイルのご家庭がお得に利用できるプランです。

よりそう+ナイト&ホリデー

区分単位単価
基本料金3kVA以下の場合 1契約 972円00銭
4kVA1,296円00銭
5kVA1,944円00銭
6kVA 2,592円00銭
電力量料金平日昼間最初の60kWhまで1kWh23円59銭
60kWhをこえて140kWhまで32円18銭
140kWhをこえる38円62銭
休日(土・日・祝日および当社が指定する日)
夜間 (22時〜翌8時)
15円59銭

よりそう+ナイト&ホリデーは、平日の夜間10時間と、休日の全時間帯に安い単価が設定されています。安い夜間単価と同じ単価が、休日24時間まるまる適用されるのはお得ですね。

その分、平日の日中は高額設定がされています。従量制の段階の区切りがかなりシビア(第一段階が60kWhまで、第二段階が60kWh〜140kWhまで)です。また、他のプランと比べて基本料金が若干高めに設定されています。

共働きなどで、平日は不在、土日にまとめて家事をするといった生活スタイルのご家庭は、このプランをお得に使うことが出来ます。

よりそう+シーズン&タイム

区分単位単価
基本料金主開閉器契約10kVA以下の場合 1契約 1,944円00銭
上記をこえる 1kVA432円00銭
実量契約10kW以下の場合1契約 2,662円20銭
上記をこえる1kW594円00銭
電力量料金昼間冬季ピーク12月〜2月
(16時〜18時)
1kWh42円36銭
夏季ピーク7月〜9月
(10時〜17時)
42円36銭
その他季ピーク3月〜6月/10月〜11月
(10時〜17時)
38円50銭
オフピーク
(ピーク時間を除く8時〜22時)
26円24銭
夜 間 (22時〜翌8時) 11円22銭

よりそう+シーズン&タイムは、夜間8時間(22時~翌8時)の単価が安く設定されています。季節ごとに高額なピーク時間帯を設定している分、ピーク時間以外の日中単価が固定制で割安に抑えられているので、電気をたくさん使うご家庭で、電気を使う時間帯をピーク時間帯から上手にずらして使うことができる場合は、このプランをお得に使うことができます。

よりそう+ナイト8

区分単位単価
基本料金主開閉器契約6kVA以下の場合1契約 1,404円00銭
6kVA〜10kVA 1,944円00銭
上記をこえる 1kVA324円00銭
実量契約6kW以下の場合1契約 1,922円40銭
6kW〜10kW 2,662円20銭
上記をこえる1kW442円80銭
電力量料金昼間最初の90kWhまで 1kWh21円69銭
90kWh〜230kWhまで 29円58銭
230kWhをこえる 34円19銭
夜 間 (23時〜翌7時) 10円92銭

よりそう+ナイト8は、以前のやりくりナイト8プランの基本料金に「実量契約」という選択肢が加わりました。その他の単価等はやりくりナイト8プランと同じです。

夜間8時間(23時〜翌7時)の単価が安く設定されています。よりそう+ナイト12と比較すると、単価の安い夜間時間が短い分日中の単価は割安に設定されていますが、従量制設定のため、日中たくさん電気を使ってしまうと電気代が高くついてしまう場合があります。

少人数のご家庭や、日中あまり電気を使わないご家庭は、このプランをお得に利用できます。大人数のご家庭や、日中も電気をたくさん使う場合ご家庭は、よりそう+シーズン&タイムを選んでピーク時間帯を避ける工夫をしていくほうが電気代をお得にできる場合があります。

よりそう+ナイト10

区分単位単価
基本料金主開閉器契約6kVA以下の場合1契約 1,404円00銭
6kVA〜10kVA 1,944円00銭
上記をこえる 1kVA324円00銭
実量契約6kW以下の場合1契約 1,922円40銭
6kWをこえる場合の最初の10kW 2,662円20銭
上記をこえる1kW442円80銭
電力量料金昼間最初の80kWhまで 1kWh23円57銭
80kWhをこえて200kWhまで 32円15銭
200kWhをこえる 37円16銭
夜 間 (22時〜翌8時) 11円22銭

よりそう+ナイト10も、以前のやりくりナイト10プランの基本料金に「実量契約」という選択肢が加わったものです。その他の単価等はやりくりナイト10プランと同じです。

夜間10時間(22時~翌8時)の単価が安く設定されています。安い夜間時間帯がよりそう+ナイト8よりも2時間多い分、日中の単価は割高に設定されています。

このプランも、少人数のご家庭や、日中あまり電気を使わないご家庭は、このプランをお得に利用できます。大人数のご家庭や、日中も電気をたくさん使う場合ご家庭は、よりそう+シーズン&タイムを選んでピーク時間帯を避ける工夫をしていくほうが電気代をお得にできる場合があります。

よりそう+ナイトS

区分単位単価
基本料金主開閉器契約6kVA以下の場合1契約 6,264円00銭
全く電気を使用しない場合702円00銭
6kVA〜10kVA 6,804円00銭
上記をこえる 1kVA324円00銭
全く電気を使用しない場合の、6kVAをこえる場合
最初の10kVAまで
1契約 972円00銭
上記を超える1kVA162円00銭
実量契約6kW以下の場合1契約 8,575円20銭
全く電気を使用しない場合961円20銭
6kW〜10kW 9,309円60銭
上記をこえる1kW442円80銭
全く電気を使用しない場合の、6kVA〜10kVAまで1契約 1,333円80銭
上記を超える1kW221円40銭
電力量料金昼間200kWhをこえる1kWh39円29銭
夜 間 (22時〜翌8時) 11円22銭

よりそう+ナイトSも、以前のやりくりナイトSプランの基本料金に「実量契約」という選択肢が加わったものです。その他の単価等はやりくりナイトSプランと同じです。

このプランの特徴は、基本料金が高く設定されている分、日中の電力量料金が200kWhまでは加算されません。200kWhを超えてしまった分の単価は割高なので、日中ほとんど電気を使わないご家庭に向いているプランです。

よりそう+サマーセーブ

区分単位単価
基本料金主開閉器契約6kVA以下の場合1契約 1,404円00銭
6kVA〜10kVA 1,944円00銭
上記をこえる 1kVA324円00銭
実量契約6kW以下の場合1契約 1,922円40銭
6kW〜10kW 2,662円20銭
上記をこえる1kW442円80銭
電力量料金ピーク 7月〜9月
(13時〜16時)
1kWh53円83銭
昼間最初の90kWhまで 19円73銭
90kWh〜230kWhまで 26円91銭
230kWhをこえる 36円71銭
夜 間 (23時〜翌7時) 10円92銭

よりそう+サマーセーブも、以前のピークシフト季節別時間帯別電灯の基本料金に「実量契約」という選択肢が加わったものです。その他の単価等は、ピークシフト季節別時間帯別電灯と同じです。

夜間8時間(23時〜翌7時)の単価が安く設定されています。夏季に高額なピーク時間帯を設けることにより、同じく夜間8時間の単価が安いよりそう+ナイト8よりも日中の単価が割安に設定されています。

ピーク時間帯を上手に避けて電気を使うことができるご家庭は、このプランをお得に利用することができます。

よりそう+シーズン&タイムとの違いは、よりそう+シーズン&タイムは日中の単価が固定単価となっています。日中の電気使用量が多い場合はよりそう+シーズン&タイムのほうがお得になる場合があります。

基本料金の「主開閉器契約」と「実量契約」ってどう違うの?

東北電力の新たなプランには、「主開閉器契約」と「実量契約」という2つの選択肢があります。

「主開閉器契約」というのは、これまでの契約と同じで、契約容量を予め設定して契約をします。

「実量契約」というのは、スマートメーターによって計量された、その月の料金算定期間中の30分ごとの使用電力量の値を2倍した値の最大値と、前11カ月の30分ごとの使用電力量の値を2倍した値の最大値のうち、いずれか大きい値が自動計算され、基本料金が決定されるという新しい契約方法です。
jitsuryou
出典:契約電力・契約容量の決定方法(実量契約・主開閉器契約)|東北電力

東北電力エリアのオール電化のご家庭は、今のプランを継続して使ったほうがよいのか、新プランを含めたプランの中から今よりもお得になるプランがあるのか、エネチェンジの電気料金プラン比較で診断してみましょう。

電力自由化後、北陸電力エリアで選べるオール電化向けプラン

北陸電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中にオール電化向けプランを打ち出している事業者は現時点でありません。そのため、北陸電力エリアのオール電化のご家庭は、現在契約している北陸電力のオール電化向けプランをそのまま使うか、北陸電力が新しく打ち出すプランにプラン変更をするかの2つの選択肢となります。

これまでに、北陸電力のオール電化向けプランは以下の3つがありました。

  • エルフナイト8
  • エルフナイト10
  • エルフナイト10プラス

しかし、これらのプランは2016年8月1日以降新規加入できなくなります。現在、上記のプランを使っている場合は引き続き利用可能(2020年3月まで)です。上記のプランに代わり、オール電化が選べるプランとしては以下の2プランが新たに登場します。

  • くつろぎナイト12
  • くつろぎナイト12+節電とくとくプラン

それぞれのプランの詳細と、そのプランが向いている家庭はどんなタイプの家庭なのかを見ていきましょう。

くつろぎナイト12

区分単位料金
基本料金最初の10kVAまで1契約1,620円00銭
上記をこえる1kVAにつき1kVA237円60銭
電力量料金夏季昼間 7月~9月
(平日8時~20時)
kWh33円96銭
その他季昼間 10月~6月
(平日8時~20時)
24円26銭
ウィークエンド
(土日祝 8時~20時)
18円93銭
夜間
(20時~翌8時)
10円76銭

くつろぎナイト12は、夜間12時間(20時~翌8時)の単価が安く設定されています。昼間時間は季節ごとに単価が異なり、夏季平日昼間は割高な単価設定がされています。土日祝日の日中は大変割安な単価設定がされているため、平日の日中は不在がちで、週末に多く電気を使うご家庭に向いているプランです。

これまでのエルフナイト8、エルフナイト10、エルフナイト10プラスと比較すると、夜間時間が長く設定された分単価も上がっています(エルフナイトの夜間単価は7円60銭)。平日の昼間も在宅していることが多いご家庭は、エルフナイト8やエルフナイト10を引き続き利用したほうがお得になる場合があります。

くつろぎナイト12+節電とくとくプラン

くつろぎナイト12+節電とくとくプランは、くつろぎナイト12を契約し、北陸電力から届いたメールに記載されている時間帯(例:7月~9月の13時~16時)に節電に協力すると、協力した分だけ割引が適用されるというものです。節電電力量1kWhにつき194円40銭の割引が適用されます。

北陸電力は電力自由化以降、オール電化が選べるプランが1つになります。エルフナイト8、エルフナイト10、エルフナイト10プラスは7月31日以降新規加入ができなくなるため、今のうちに旧新合わせたプランの中から最適なプランへの見直しをおすすめします。エネチェンジの電気料金プラン比較では、旧新合わせたプランの中から最適プランを診断できますよ!

電力自由化後、中部電力エリアで選べるオール電化向けプラン

中部電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中に、オール電化向けプランを打ち出している事業者は現時点でありません。そのため、中部電力エリアのオール電化のご家庭は、現在契約している中部電力のオール電化向けプランをそのまま使うか、中部電力が新しく打ち出すプランにプラン変更をするかの2つの選択肢となります。

これまでに、中部電力のオール電化向けプランは以下の3つがありました。

  • Eライフプラン
  • タイムプラン
  • ピークシフト電灯


しかし、これらのプランは2016年10月1日以降新規加入できなくなります。現在、上記のプランを使っている場合は引き続き利用可能(2020年3月まで)です。上記のプランに代わり、オール電化が選べるプランとしては以下の1プランが新たに登場します。

  • スマートライフプラン

スマートライフプラン

区分単位料金単価(税込)
基本料金最初の10kVAまで1契約1,460円00銭
10kVAをこえる1kVAにつき1kVA280円80銭
電力量料金デイタイム
(平日10時-17時)
1kWh38円00銭
@ホームタイム
(デイタイム、ナイトタイムを除いた時間帯)
28円00銭
ナイトタイム
(22時~翌8時/23時~翌9時/21時~翌7時の3時間帯から選択可能)
16円00銭

スマートライフプランは、これまでのタイムプランよりも夜間時間帯が2時間増えて10時間(22時~翌8時)となり、時間帯も22時~翌8時/23時~翌9時/21時~翌7時の3時間帯から選択が可能となっています。また、特典として、カテエネで貯まったポイントを電気料金の支払いに充てることができます。

デイタイム(平日10時〜17時)が一番割高となっているので、その時間帯にできるだけ電気を使わないよう工夫することで、このプランをお得に使うことができます。

以前のタイムプランと比較すると、夜間時間が長くなった分、夜間の単価はタイムプランと比べて上がっています(13円45銭→16円00銭)。日中の単価はタイムプランよりも割高設定になっています。さらに、タイムプランに適用されていた全電化住宅割引(燃料費調整額を除いた料金の5%引き、上限額2,160円)は、スマートライフプランには適用されません。

タイムプランの全電化住宅割引は、2016年4月1日以降新規加入は不可となります。そのため、中部電力エリアのオール電化のご家庭は、今のうちに旧新プランの中から一番最適なプランへの見直しをおすすめします。エネチェンジの電気料金プラン比較では、旧新合わせたプランの中から最適プランを診断できますよ!

電力自由化後、関西電力エリアで選べるオール電化向けプラン

関西電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中に、オール電化向けプランを打ち出している事業者は現時点でありません。そのため、関西電力エリアのオール電化のご家庭は、現在契約している関西電力のオール電化向けプランをそのまま使うか、関西電力が新しく打ち出すプランにプラン変更をするかの2つの選択肢となります。

これまでに、関西電力のオール電化向けプランは以下の3つがありました。

  • はぴeタイム
  • 時間帯別電灯
  • 季時別電灯PS

これらのプランは、引き続き新規契約が可能ですが、オール電化で条件を満たすと適用されていた「通電制御型蓄熱式機器割引」「5時間通電機器割引」は2016年4月1日以降、割引の新規申し込みは不可となります。

そして、上記3プランに加え、以下の1プランが新たに登場します。

  • eスマート10

それぞれのプランの詳細と、そのプランが向いている家庭はどんなタイプの家庭なのかを見ていきましょう。

はぴeタイム

区分単位料金単価(税込)
基本料金10kWまで1契約2,160円00銭
10kWをこえる1kWにつき1kW388円80銭
電力量料金デイタイム7月〜9月
(平日10時-17時)
1kWh38円89銭
デイタイム10月〜6月
(平日10時-17時)
35円54銭
リビングタイム
(デイタイムを除く7時〜23時)
27円32銭
ナイトタイム
(23時〜翌7時)
13円10銭

はぴeタイムは、夜間8時間(23時〜翌7時)の単価が安く設定されています。日中の単価も固定制なので、大人数のご家庭や、電気をたくさん使うご家庭に向いているプランです。

時間帯別電灯

区分 単位料金単価(税込)
基本料金10kWまで1契約1,188円00銭
10kWをこえる1kWにつき1kW388円80銭
電力量料金昼間最初の90kWhまで1kWh24円71銭
90kWh〜230kWhまで31円66銭
230kWh超過分36円14銭
夜間
(23時〜翌7時)
13円10銭

時間帯別電灯は、夜間8時間(23時〜翌7時)の単価が安く設定されています。日中の単価が従量制なので、少人数のご家庭や、電気をあまり使わないご家庭、夜型の生活のご家庭に向いているプランです。

季時別電灯PS

区分単位料金単価(税込)
基本料金10kWまで1契約1,188円00銭
10kWをこえる1kWにつき1kW388円80銭
電力量料金ピーク時間 7月〜9月
(平日13時~16時)
1kWh60円70銭
昼間最初の90kWhまで23円91銭
90kWh〜230kWhまで30円61銭
230kWh超過分35円00銭
夜間
(23時〜翌7時)
13円10銭

季時別電灯PSは、夜間8時間(23時〜翌7時)の単価が安く設定されています。高額なピーク時間帯を設定することで、時間帯別電灯よりも日中の単価が割安に抑えられています。

このプランも時間帯別電灯と同じく日中の単価が従量制なので、ピーク時間帯を上手に避けて電気を使えるご家庭のうち、少人数のご家庭や、電気をあまり使わないご家庭に向いているプランです。

eスマート10

区分単位料金
基本料金最初の6kWまで1契約1,188円00銭
6kW以上1kWにつき1kW388円80銭
電力量料金デイタイム 7月~9月
(平日13時~16時)
1kWh42円65銭
リビングタイム 7月~9月
(デイタイムを除く8時~22時)
34円12銭
リビングタイム 10月~6月
(8時~22時)
31円02銭
ナイトタイム
(22時~翌8時)
18円60銭

eスマート10は、単価の安い夜間時間帯が10時間(22時~翌8時)と長めに設定されています。その分、他のプランの夜間時間帯が13円10銭なのに対し、eスマート10は18円60銭とやや割高な設定となります。

はぴeタイムと同じく日中の単価が固定制のため、大人数のご家庭や、電気をたくさん使うご家庭に向いているプランです。ただし、夏季の平日13時~16時の間は割高な単価設定がされているので上手に避けて電気を使う工夫が必要です。

はぴeタイム、時間帯別電灯、季時別電灯PSは4月から契約電力の決定方法が変わります

関西電力のこれまでのプラン「はぴeタイム」「時間帯別電灯」「季時別電灯PS」と、新しいプラン「eスマート10」は契約電力の決定方法が変わります。

これまでは契約容量を予め設定して契約をしましたが、これからは、家庭に設置されるスマートメーターで計測された過去1年間の最大需要電力のうちで最も大きい値が自動的に契約電力となります。(電気使用開始から1年間は、電気使用開始月からその月までの最大需要電力のうちで最も大きい値となります。)

この決定方法は、東京電力の「スマート契約」や東北電力の「実量契約」と同じものです。

関西電力エリアのオール電化のご家庭は、今のプランを継続して使ったほうがよいのか、新プランを含めたプランの中から今よりもお得になるプランがあるのか、エネチェンジの電気料金プラン比較で診断してみましょう。現在はぴeプランをご契約されているご家庭は、お得な割引がついている分、そのまま継続して使われたほうがお得な場合があります。

電力自由化後、中国電力エリアで選べるオール電化向けプラン

中国電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中に、オール電化向けプランを打ち出している事業者は現時点でありません。そのため、中国電力エリアのオール電化のご家庭は、現在契約している中国電力のオール電化向けプランをそのまま使うか、中国電力が新しく打ち出すプランにプラン変更をするかの2つの選択肢となります。

これまでに、中国電力のオール電化向けプランは以下の4つがありました。

  • エコノミーナイト
  • ファミリープランⅠ
  • ファミリープランⅡ
  • 電灯ピークシフトプラン

しかし、これらのプランは2016年4月1日以降新規加入できなくなります。現在、上記のプランを使っている場合は引き続き利用可能(2020年3月まで)です。上記のプランに代わり、オール電化が選べるプランとしては以下の2プランが新たに登場します。

  • ナイトホリデーコース
  • 電化styleコース

それぞれのプランの詳細と、そのプランが向いている家庭はどんなタイプの家庭なのかを見ていきましょう。

ナイトホリデーコース

区分単位料金(4/1~5/31まで)料金(6/1以降)
電力量料金デイタイム7月~9月
(平日9時~21時)
1kWh40円15銭40円21銭
デイタイム10月~6月
(平日9時~21時)
36円47銭36円53銭
ナイトタイム
(平日21時~翌9時)
17円81銭17円87銭
ホリデータイム
(土日祝日)
17円81銭17円87銭
最低月額料金1契約につき1,620円00銭1,620円00銭

ナイトホリデーコースは、平日の夜間9時間(平日21時~翌9時)と、土日祝の単価が安く設定されています。しかも、基本料金がありません(月額最低料金設定はあり)。

平日の日中は不在がちで、週末にまとめて家事をするような生活スタイルのご家庭は、このプランをお得に使うことができます。

しかし、現在ファミリープランを契約されている方は、全電化住宅割引(基本料金+電力量料金の10%引き、上限3,240円)が適用されていますね。ナイトホリデーコースに全電化住宅割引はついておらず、さらに、ファミリープランは夜間時間が10円02銭とナイトホリデーコースよりも割安な設定がされているため、今のプランをそのまま使うほうがお得になる場合もあります。

電化styleコース

区分単位料金(4/1~5/31)料金(6/1以降)
最低月額料金最初の10kWまで1契約1,620円00銭1,620円00銭
上記を超える1kWにつき1kW399円60銭399円60銭
電力量料金デイタイム 7月~9月
(平日9時~21時)
1kWh32円02銭32円08銭
デイタイム 10月~6月
(平日9時~21時)
30円00銭30円06銭
ナイトタイム
(平日21時~翌9時)
14円54銭14円60銭
ホリデータイム
(土日祝)
14円54銭14円60銭

電化styleコースも、平日の夜間9時間(平日21時~翌9時)と、土日祝の単価が安く設定されています。基本料金設定がある分、ナイトホリデーコースよりも単価が安く設定されています。

このプランも、平日の日中は不在がちで、週末にまとめて家事をするような生活スタイルのご家庭がお得に使うことができます。

全電化住宅割引は適用されないので、現在ファミリータイムプランを契約されているご家庭は、割引額も踏まえた上で利用するプランを検討しましょう。

全電化住宅割引のついたファミリータイムプランに新規加入できるのは2016年3月31日までとなります。そのため、今のうちに一度、新旧のプランの中からどのプランが一番お得になるのか見直しをしてみましょう。エネチェンジの電気料金プラン比較で最適なプランを今すぐ診断できますよ!

電力自由化後、四国電力エリアで選べるオール電化向けプラン

四国電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中に、オール電化向けプランを打ち出している事業者は現時点でありません。そのため、四国電力エリアのオール電化のご家庭は、現在契約している四国電力のオール電化向けプランをそのまま使うか、四国電力が新しく打ち出すプランにプラン変更をするかの2つの選択肢となります。

これまでに、四国電力のオール電化向けプランは以下の3つがありました。

  • スマートeプラン タイプL
  • スマートeプラン タイプH
  • 得トクナイト

しかし、これらのプランは2016年4月1日以降新規加入できなくなります。現在、上記のプランを使っている場合は引き続き利用可能(2020年3月まで)です。上記のプランに代わり、オール電化が選べるプランとしては以下の2プランが新たに登場します。

  • スマートeプラン タイプL+
  • スマートeプラン タイプH+

それぞれのプランの詳細と、そのプランが向いている家庭はどんなタイプの家庭なのかを見ていきましょう。

スマートeプラン タイプL+

区分単位料金単価
基本料金最初の 10kVA まで 1kVA1,188円00銭
上記をこえる1kVA につき367円20銭
電力量料金デイタイム
(9時~17時)
最初の40kWhまで1kWh21円85銭
40kWh~90kWhまで 28円95銭
90kWh以上37円64銭
リビングタイム
(17時~23時)
28円85銭
ナイトタイム
(23時~翌9時)
14円22銭

スマートeプラン[タイプL+]は、夜間10時間(23時~翌9時)の単価が安く設定されているプランです。夜間が安い分、日中デイタイムの従量制の段階設定が非常にシビアで、第一段階が最初の40kWhまで、第二段階が40kWh~90kWhまでととても狭く設定されているので、日中たくさん電気を使ってしまうと電気代が高くついてしまう場合があります。

少人数で日中ほとんど電気を使わないご家庭は、このプランをお得に利用することができます。

以前のスマートeプラン[タイプL]と比較すると、単価の安い夜間時間帯が長くなった分、日中の単価、夜間の単価ともに割高になっています。さらに、スマートeプラン[タイプL]には、通電制御型夜間蓄熱式機器割引(機器容量1kVAにつき151円20銭引き)、5時間通電機器割引(機器容量1kVAにつき216円00銭引き)が適用されましたが、スマートeプラン[タイプL+]には割引は適用されません。

スマートeプラン タイプH+

区分単位
料金単価
基本料金最初の 10kVA まで 1kVA1,620円00銭
上記をこえる1kVA につき 496円80銭
電力量料金平日デイタイム 7月~9月
(9時~17時)
1kWh36円21銭
平日デイタイム 10月~6月
(9時~17時)
30円18銭
平日リビングタイム
(17時~23時)
28円73銭
休日デイタイム
(土日祝9時~23時)
24円28銭
ナイトタイム
(23時~翌9時)
14円22銭

スマートeプラン[タイプH+]は、夜間10時間(23時~翌9時)の単価が安く設定されているプランです。日中の単価は、平日よりも休日のほうが安めに設定されています。スマートeプラン[タイプL+]と比べて日中の単価が固定制のため、大人数のご家庭や、日中も電気をたくさん使うご家庭は、このプランをお得に使うことができます。

以前のスマートeプラン[タイプH]と比較すると、単価の安い夜間時間帯が長くなった分、夜間単価は割高になっています(スマートeプラン[タイプH]の夜間単価は11円04銭)。さらに、スマートeプラン[タイプH]には、通電制御型夜間蓄熱式機器割引(機器容量1kVAにつき151円20銭引き)、5時間通電機器割引(機器容量1kVAにつき216円00銭引き)が適用されましたが、スマートeプラン[タイプH+]には割引は適用されません。

通電制御型夜間蓄熱式機器割引、5時間通電機器割引のついたスマートeプラン[タイプL]、スマートeプラン[タイプH]に新規加入できるのは2016年3月31日までとなります。そのため、今のうちに一度、新旧のプランの中からどのプランが一番お得になるのか見直しをしてみましょう。エネチェンジの電気料金プラン比較で最適なプランを今すぐ診断できますよ!

電力自由化後、九州電力エリアで選べるオール電化向けプラン

九州電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中で、オール電化向けプランを打ち出している事業者は九州電力ナンワエナジーです。九州電力エリアのオール電化のご家庭は、以下の3つの選択肢があります。

  1. 現在契約している九州電力のオール電化向けプランをそのまま使う
  2. 九州電力が新しく打ち出すプランに変更する
  3. ナンワエナジーのオール電化向けプランに変更する

これまでに、九州電力のオール電化向けプランは以下の4つがありました。

  • 時間帯別電灯
  • 時間帯別電灯(8時間型)
  • ピークシフト電灯
  • 季時別電灯

しかし、これらのプランは2016年4月1日以降新規加入できなくなります。現在、上記のプランを使っている場合は引き続き利用可能(2020年3月まで)です。上記のプランに代わり、オール電化が選べるプランとしては以下の1プランが新たに登場します。

  • 電化でナイト・セレクト

ナンワエナジーのオール電化向けプランは以下の1プランとなります。

  • スタンダードオール電化

九州電力エリアで離島供給対象エリアにお住まいの場合は、上記と異なります。契約できる料金プランも現行のプラン(平成27年12月に公表・設定している料金メニューと同じ内容)から変化はありません。

それぞれのプランの詳細と、そのプランが向いている家庭はどんなタイプの家庭なのかを見ていきましょう。

九州電力のプラン 電化でナイト・セレクト

区分単位料金
基本料金10kW以下1契約1,620円00銭
10kW~15kWまで1契約4,320円00銭
15kW以降1kWごと1kW540円00銭
電力量料金平日昼間 12月~2月/7月~9月1kWh26円34銭
平日昼間 3月~6月/10月~11月23円50銭
休日昼間 12月~2月/7月~9月20円82銭
休日昼間 3月~6月/10月~11月17円49銭
夜間
(21時~翌7時/22時~翌8時/23時~翌9時の3時間帯から選択可能)
12円96銭

電化でナイト・セレクトは、夜間10時間の単価が安く設定されています。日中の単価も固定制なので、大人数のご家庭や、電気をたくさん使うご家庭がお得に使うことができるプランです。

以前の、季時別電灯(旧:電化deナイト)と比較しても、夜間時間帯の単価が若干割高設定になりましたが(季時別電灯の夜間単価は10円29銭)、日中の単価は同等、もしくは安めに抑えられている印象です。季時別電灯には8時間通電機器割引(対象機器1kVAごとに151円20銭引き)が適用されていましたが、電化でナイト・セレクトには割引は適用されません。

また、契約電力の決定方法が「実量制」という新しい方法になります。実量制とは、スマートメーターによって計量された、その月の料金算定期間中の30分ごとの使用電力量の値を2倍した値の最大値と、前11カ月の30分ごとの使用電力量の値を2倍した値の最大値のうち、いずれか大きい値が自動計算され、基本料金が決定されるという新しい契約方法です。東京電力も同じ実量制契約である「スマート契約」を始めています。

ナンワエナジーのプラン スタンダードオール電化

区分単位料金
基本料金契約電力が6kVA以下の場合1契約1,069円00銭
6kVA〜10kVA1契約1,458円00銭
10kVAを超える1kVAあたり1kVA262円44銭
電力量料金デイタイム7月〜9月
(10時〜17時)
1kWh33円57銭
デイタイム10月〜6月
(10時〜17時)
28円23銭
リビングタイム
(8時〜10時/17時〜22時)
21円21銭
ナイトタイム
(22時〜翌8時)
9円78銭
最低月額料金1契約438円48銭

新規参入のナンワエナジーが打ち出すスタンダードオール電化は、夜間10時間(22時~翌8時)の単価が安く設定されています。九州電力の電化でナイト・セレクトと比較すると、夜間単価が格安です。また、基本料金も割安に設定されています。その分、日中の単価は電化でナイト・セレクトよりもやや割高に設定されています。

このプランも日中の単価が固定制のため、大人数のご家庭や、電気をたくさん使うご家庭がお得に使えます。

九州電力エリアのオール電化のご家庭は、今のプランを継続して使ったほうがよいのか、九州電力とナンワエナジーの新プランを含めたプランの中から今よりもお得になるプランがあるのか、エネチェンジの電気料金プラン比較で診断してみましょう。現在の契約に割引の適用がある場合は、割引額も踏まえた上で検討してくださいね。

電力自由化後、沖縄電力エリアで選べるオール電化向けプラン

沖縄電力エリアで2016年4月以降新規参入する事業者の中に、オール電化向けプランを打ち出している事業者は現時点でありません。そのため、沖縄電力エリアのオール電化のご家庭は、2014年4月以降も沖縄電力のオール電化向けプランの中からプランを選択していくことになります。

沖縄電力のオール電化が選べるプランは以下の2プランがあり、2016年8月1日から単価が変わります。

  • Eeらいふ
  • 時間帯別電灯

Eeらいふ

区分単位料金
(2016年7月31日まで)
料金
(2016年8月1日以降)
基本料金1契約1,620円00銭1,620円00銭
電力量料金昼間時間7月〜9月
(平日10時〜17時)
1kWh39円46銭39円50銭
昼間時間10月〜6月
(平日10時〜17時)
36円04銭36円08銭
生活時間
(平日昼間時間帯を除く7時〜23時)
26円97銭27円01銭
夜間時間
(23時〜翌7時)
11円78銭11円82銭
5時間通電機器割引1kW216円00銭216円00銭
通電制御型夜間蓄熱式機器割引1kW162円00銭162円00銭
Eeプラン割引(全電化住宅割引)-割引対象額×10%割引対象額×10%

Eeらいふは、夜間8時間(23時~翌7時)の単価が安く設定されています。日中の単価が固定制で、平日よりも休日のほうが割安に設定されているため、大人数のご家庭や、電気をたくさん使うご家庭、週末にまとめて家事をするご家庭がお得に使えるプランです。オール電化割引(Eeプラン割引)があり、割引対象額×10%の割引が適用されます(上限額は3,240円/月)。

時間帯別電灯

区分単位料金
(2016年7月31日まで)
料金
(2016年8月1日以降)
基本料金1契約842円00銭842円40銭
電力量料金最初の90kWhまで1kWh26円06銭26円10銭
90kWhをこえ230kWhまで32円38銭32円42銭
230kWhをこえる部分34円62銭34円66銭
夜間時間
(23時〜翌7時)
11円78銭11円82銭
5時間通電機器割引1kW216円00銭216円00銭
通電制御型夜間蓄熱式機器割引1kW162円00銭162円00銭

時間帯別電灯は、夜間8時間(23時~翌7時)の単価が安く設定されています。Eeらいふと比較すると、基本料金は安いですが、日中の単価が従量制になっているため、日中電気を使いすぎてしまうと電気代が高くついてしまう場合があります。少人数のご家庭や、日中の電気使用量の少ないご家庭に向いているプランです。

沖縄のオール電化のご家庭は選べるプランが少ないですが、上記のどちらのプランがお得になるのか、エネチェンジの電気料金プラン比較でプランの見直しをしてみましょう。

エリア別オール電化向け電気料金プランの特徴と選び方まとめ

いかがでしたか?お住まいのエリアで利用できる電気料金プランの種類と特徴がわかりましたね。
電力会社によっては、電力自由化で新プランが登場することで、旧プランに新規加入できなくなる場合があります。でも、旧プランはオール電化への割引がついていたりと、ご家庭によっては新プランよりお得に使える場合もあるんですよ。

だから、今のうちに一度、旧新プランの中から一番お得に使えるプランを探して、変更が必要な場合はプランの見直しをしましょう。

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