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サブカル 語る。

サブカルチャーのどマイナーな話題などについて語る日記

しょうがねぇなぁ、ヤラせてやっか!と僕にいってくれた先輩はどうしているだろう?

お題「卒業」

こんにちは。

この時期になると進級や進学、

就職など多くの人が新たな道を歩き始めますけど
その時々において、「忘れられない人」というのが誰にもいます。

僕が、この時期に思い出すのは、ある女の先輩。
豪快な性格だけども体型は細く華奢。
村上春樹の小説に出てきそうな印象の美女で

いつもいつも男女に囲まれていました。


彼女は僕のなにを気に入ったのか知らないけど、

僕によくご飯をおごってくれたり飲みに誘ったりしてくれました。

そんな先輩の口ぐせは「つまんないな」。

 

その口ぐせを呟く先輩に

たくさんの友人もいて、常に彼氏も 

(僕の知る限り半年で2回変わっている)なにが不満なの?と

ある日尋ねてみたら「不満がないのが不満なんだ」というのです。

子どもだったあの頃の僕は彼女の言う意味が分からずにいたけど 

今だったら、なんとなくだけど分かる感じもします。



で、ある日。

 

あの頃の僕は大学に好きな女の子がおり 

先輩に女性の立場からの意見をもらいたくて話を聞いていたけど

ふとその女の子のことが、どうでもよくなってしまった。

ハッキリいって、僕はその先輩を好きになったのでした。

だけど先輩には現在付き合っている彼がいる。

これはもう苦悩でした。黙ってるだけで

頭が狂いそうになり発狂寸前。 

ほんとうにもう黙っていたら俺が壊れると思って、

飲みの席で僕は先輩に告白したのです。 

「先輩に彼がいるのは知っているけど好きです」

先輩はただ俯き、悩んでいる表情をみせていました。

「…そうか、AMネットワーク、私のこと好きか」

お互いにただ黙りこんで2・3分過ぎた後。

 

先輩は意を決してパンと膝を叩き 


「しゃあねぇな、ヤラせてやっか!」

笑って言ったのです。


この話を聞いた友人らは

もったいない」
「そこへいったらもう行くだけだろ」

こんな事をいいますけど考えてみ?思いを寄せた人に

「しゃあねぇな、ヤラせてやっか!」だぜ?

その発言を僕は侮辱だと捉えて

この先輩を怒鳴りつけて、

もう二度と会いたくない!と思い、

自分から連絡をすることはありませんでした。

この話つづく
 

※いきなりそんなことを言われたら誰でもビビると思うなぁ。