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柏崎刈羽原発5号機で制御棒のトラブル
3月8日 21時09分

8日午後、運転を停止している新潟県の柏崎刈羽原子力発電所5号機で、検査中に原子炉の核分裂反応を抑える制御棒が操作していないのに動き出すトラブルがあり、東京電力が原因を調べています。周辺環境への影響はないとしています。
東京電力によりますと、柏崎刈羽原発5号機で8日午後2時すぎ、原子炉内の核燃料の間に185本挿入されている制御棒のうちの1本が動き出して、制御棒が正常な位置にないことを示す警報が鳴りました。当時は検査のため、制御棒に関係する弁を動かす操作をしていたということですが、制御棒本体を動かす操作はしていないにもかからわず定位置よりも僅かに上にずれ、およそ1分後に元の位置に戻ったということです。
東京電力によりますと、核分裂反応が止まった状態は維持されていて、このトラブルによる周辺環境への影響はないとしています。制御棒は、核分裂反応を抑える安全上、重要な設備で、東京電力は、トラブルを国に報告するとともに原因を詳しく調べています。
柏崎刈羽原発5号機は、事故を起こした福島第一原発と同じBWR=沸騰水型と呼ばれるタイプの原子炉で、事故の翌年の平成24年に定期検査に入って以降、運転を停止しています。

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