女医と肛門様
体調に関して気になるところ
会社に属している方は、定期的に健康診断を受けていると思いますが、これはわたしが会社の健康診断に行った時のどうでもいい話です。
事前に渡される問診表に記入をする必要があるのですが、よくある質問としては、「今までにご病気や手術をしたことがあるか」「現在、服用している薬があるか」「タバコはどれぐらい吸うか」「アルコールはどれぐらい飲むか」ですかね。
その中に「現在、体調に関して気になるところはあるか」みたいな質問があったので、わたしはこう書きました。
肛門がかゆい
ってね。
肛門というデリケートな部位のため、最初は恥ずかしかったのですが、もしかしたら重病で明日死ぬかもしれないし、正直に書いたほうがいいなと思ったわけです。
健康診断当日
とある医療施設にて健康診断当日。着替えてすぐに問診があるのです。「問診で肛門のこと聞かれるな」と思いながら待合室で待っていると、わたしが呼ばれました。
部屋に入ると、なんとそこにはキレイな女医さんがいたのです。
てっきりオッサンだと思っていたので、「あー、女性に肛門のことを聞かせるとか最低の人間だ。人間のクズだ。」と、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。と同時に、女医に肛門のことを聞かれるというセンセーショナルな状況に、ある種の興奮を覚えたのです。
今から肛門のことを聞かれて、肛門はいつ診てもらうのだろうか。この狭い部屋では無理だ。ここでは問診だけだ。あとで診察室でじっくり肛門を診るのか?それとも後日?肛門に指を突っ込むのだろうか?いろいろな考えが脳内を巡りました。
先生は、問診表の上から順に確認していきます。慌てるな、肛門は一番下の欄だ。ひとつひとつ答えていき、次はおそらく最後の「現在、体調に関して気になるところはあるか」の欄だろうというところまできて、先生はこう言いました。
「以上です。ではこのあと順番に検査を受けてくださいね。」
まさかの肛門スルー。
女医が肛門を華麗にスルー。
先生は、わたしの「肛門」という名のセンタリングを、ゴール前で華麗にスルーしたのです。ゴールはすぐ目の前だったにも関わらず。なぜだ!?
先生、わたしの肛門のことは?ねえ、明日死んだらどうするの?肛門のこと聞いてよ。先生、先生!わたしは心の中で懇願しました。
先生はわたしのことを、女性に肛門のことを聞かせる変態だと思ったのでしょうか。違うんだ、そうじゃないんだ。心の底から肛門が心配なんだ。先生、信じてほしい!
わたしはその場を立ち去り、順番に検査を受けました。「きっと途中で聞かれるんだ」という僅かな望みも虚しく、肛門の「こ」の字も出ずに、健康診断は終了。
わたしにとって肛門って一体なんだったのでしょうか。肛門に振り回されたこの数時間を返して。
まとめ
帰りに薬局で、小林製薬の「オシリア」を買いました。小林製薬の安定のネーミングセンス(笑)ばっちり効きましたよ。
※皆さんは、少しでも肛門の異常を感じたら、ちゃんと病院に行ってくださいね。
わたしはこの日以来、「女医」と「肛門」というワードに敏感になりました。いつかは女医に肛門を診てもらいたい。そう思いながら、地平線に落ちていく真っ赤な夕日を見つめていたのでした。
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