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あす部分日食 正しく安全な方法で観測を
3月8日 16時00分

9日は太陽の前を月が横切り、日本でも全国で、太陽の一部が月に隠される「部分日食」が起きます。9日は北海道や沖縄の一部などで晴れの天気が予想されていて、国立天文台は、専用の日食グラスを使うなど正しく安全な方法での観測を呼びかけています。
日本で起きる日食は、南鳥島の周辺を除くと2012年5月以来4年ぶりで、前回は太陽が指輪のような形に見える「金環日食」となったことから大きな話題になりました。
9日に全国で起きるのは太陽の一部が隠される「部分日食」で、午前9時台から昼ごろにかけて見られ、時間帯は地域によって異なります。
太陽が隠れる割合は南東の地域ほど大きくなり、札幌市では5%ですが、小笠原の父島では38%になります。
日食は、観測方法を誤ると、太陽の強烈な光で目の奥の網膜を痛める「日食網膜症」になるおそれがあり、国立天文台は、専用の日食グラスを使うなど正しく安全な方法での観測を呼びかけています。
気象庁によりますと、9日は全国的に雲が広がりやすい天気となっていますが、北海道や沖縄の一部と小笠原諸島で晴れの天気が予想されています。
国立天文台によりますと、雲が広がる地域でも雲の薄い部分や切れ間から日食が見られることがあり、こうした場合も日食グラスを使うなど正しい観測を呼びかけています。

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