北京=延与光貞
2016年3月7日15時08分
「日本の電気釜は確かによくできている」。中国の新興スマートフォン・メーカー小米科技(シャオミー)の雷軍・最高経営責任者(CEO)がこんな例を挙げ、中国の製造業の品質向上を促した。6日、北京で開かれている全国人民代表大会の広東省代表団分科会で発言した。
雷氏は、多くの中国人が日本で「爆買い」している電気釜を詳細に研究したと明かし、内釜そのものが瞬時に熱くなるIH式(電磁誘導加熱式)を評価。「水分を米にむらなく吸収させ、圧力をかけてよりやわらかくする」と絶賛した。
雷氏の意図は、李克強首相が前日の政府報告で触れた「供給側改革」を進めることにあったようだ。日本は「おいしく炊く」を目指しているのに、中国は「ただ炊ければ良い」というレベルだとし、「我々はもっと製品の性能と品質を向上させ、消費者の高まる要求を満足させなければならない」と訴えた。
ただ、見た目が悪い中国製の電源コードを自社で改良したと自画自賛すると、会場から笑いが起きた。司会者から「企業のみなさんは発言に注意して」とたしなめられていた。(北京=延与光貞)
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