スマホをデコった

このエントリーをはてなブックマークに追加

マクドナルドでマックシェイクを飲んでいた。なぜかというと、私はマックシェイクが大好きだからです。うちの近所にはマクドナルドがないので、片道3時間をかけ電車を乗り継ぎやっとの思いでマクドナルドに辿りついたのであった。そうして私がマックシェイクを飲んでいると、隣の席で女子高生達がスマホのデコについて語っているのが聞こえた。どうやら女子高生達は自分のスマホに様々なシールを貼ることで、没個性で画一的なスマホをファッションの一部へと昇華させているらしい。シールと言っても通常思い浮かべるような薄いものではなく、数ミリの厚みがある、それこそ「デコレーション」といった風体のシールのようだ。

なるほどと思い私もデコに挑戦してみることにした。帰りに使った駅の売店で「東武電車 ふかふかシール <通勤電車>」を購入した。350円であった。電車や踏切、木や星などの厚みのあるシールが台紙に大量に配置されていた。試しに指で表面を押してみると、確かにふかふかした触り心地と共に指が沈み、大変心地が良かった。まるで高級なベッドに身体を沈ませている様であった。まったくいかしたシールである。

ところで私は人と一切目を合わせられないほどの人見知りであり、当然ながら女子高生達の方に一瞬でも顔を向けることは叶わなかった。そのためお手本とすべき女子高生たちのデコを目にすることもできなかったため、想像でデコるしかなかった。補足しておくと、デコるというのは「デコレーションする」という意味です。

デコ初心者の私であるので、試しに1枚だけ貼ってみることにした。普通電車一両を横から描いたおしゃれなシールである。貼ってみると、確かにスマホが華やかになった気がした。画面に映る文字や画像などに電車が被さってうまく見えなくなってしまったが、トレードオフというものはどこにでも存在するものである。その代わりに華やかさ、そして没個性からの脱却を得ることができたのだ。スマホの操作に疲れたらふかふかの電車に指を置いて休憩させることもできる。いつの時代も女子高生というものは時代の最先端を行っているものであるなと思った。

この調子でどんどんシールを貼っていこうと思った。私のスマホは画面が大きいので貼るスペースならいくらでもある。しかし、女子高生の本物のデコは一面をびっしりシールで埋めるという。一面を埋めてしまったら一切の操作ができず、また画面に表示される情報も一切得られなくなってしまうのではないだろうか。女子高生達がこの問題に対してどのような対処を行っているのかといった情報は、残念ながらあのマクドナルドでの会話からは得ることができなかった。きっと我々大人には思いもつかない画期的で最適化された対処法が存在するのであろう。

Author image
About ももんが
Tokyo Website
かなりすごい(かなり)