OS X 10.7 Lion ~ OS X 10.11 El Capitanまでのインストーラーをmas-cliコマンドを利用してダウンロードする方法です。詳細は以下から。
Appleの中間証明書の更新により、2月14日以前にユーザーが作成したOS Xのインストールディスクが利用できなくなる問題が発生し、ユーザーは再度 Mac App StoreからOS Xのインストールアプリをダウンロードしてインストールディスクを作成しなければならない状況になっていますが、
その際、Mac App Storeで多くのアプリを購入している方はOS XのインストールアプリをMac App Storeの「購入済み」リストから探すのではなく、「mas-cli」コマンドを利用することで多少手早くOS Xをダウンロードしてインストールディスクを作成することが出来ます。
使い方
mas-cliはイギリスのAndrew Naylorさんが公開しているMac App StoreをCLIで利用する事ができるコマンドで、使い方はバイナリをGitHubからダウンロードするか、Homebrewでインストールして、mas installでOS Xをダウンロードするだけで、
brew install argon/mas/mas mas install APP-ID
OS XのプロダクトIDは以下の通りなので、このIDを上記のAPP-IDに入れ、Apple IDを認証することで、そのバージョンのOS Xをダウンロードすることが出来ます。(*もちろん、以前に同Apple IDでそのOS Xを入手していることが前提です)
OS Xのバージョン | プロダクトID |
---|---|
OS X 10.7 Lion | 444303913 |
OS X 10.8 Mountain Lion | 537386512 |
OS X 10.9 Mavericks | 675248567 |
OS X 10.10 Yosemite | 915041082 |
OS X 10.11 El Capitan | 1018109117 |
OS Xのインストールアプリのダウンロードが終了したら、後はAppleのサポートサイトかこちらの解説に従い”createinstallmedia”コマンドかDiskMaker Xなどのユーティリティアプリを利用して新しいインストールディスクを作成してください。
おまけ
masコマンドの詳しい使い方は「Macの手書き説明書」様のサイトで解説されており、DiskMarker XはOS X 10.7以降全てのインストールディスクの作成に対応しているそうです。
関連リンク
- DiskMaker X - DiskMarker
- argon/mas: Mac App Store command line interface - GitHub
コメント一覧
>>1.-
Apple7743
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2016年03月05日 13:10 ID:lPwxd05f0
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tmux上だと失敗するっぽい。
>>2.-
Apple7743
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2016年03月05日 13:16 ID:XaK.YQfu0
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DiskMarker Xの説明がちょっと不足してません?
貼付している図は、最新版の「DiskMarker X 5」(ver.5.0.3)において、
・DiskMarker Xを起動させるOS Xが10.7〜10.11
・作成する起動ディスクのOS Xが10.9〜10.11
とうい組み合わせで利用できることを示す説明。
実際は、
作成するOS Xのバージョンが「10.9〜10.11」ならver.5.0.3を利用
作成するOS Xのバージョンが「10.7〜10.9」ならver.3.0.4を利用
なお10.9はどちらでも作成可
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