ドローンと異常接近 パリ郊外、5m下通過
フランス航空事故調査局(BEA)は4日までに、パリ郊外のシャルル・ドゴール空港付近で着陸態勢に入った旅客機と小型無人機「ドローン」が異常接近するトラブルがあったと発表した。フランスのメディアが伝えた。ドローンは旅客機の左主翼の下、約5メートルを通過したという。
報道によると、スペイン・バルセロナ発パリ行きエールフランスのエアバスA320が2月19日、空港付近の上空約1600メートルで、接近してくるドローンを発見。操縦士が管制塔と連絡を取り、自動操縦を解除して接触を回避した。
BEAは、ドローンの大きさや所有者などは明らかにしていないが、「重大なトラブル」として関係者に再発防止を求めた。旅客機の乗客乗員数も発表していないが、通常は160人程度の乗客を輸送しているという。
ドローンについてフランス当局は、空港周辺での使用や、150メートルを超える高さでの飛行を禁止している。(共同)