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インフルエンザ患者 依然多い状態
3月4日 16時34分

先月28日までの1週間に全国の医療機関を受診したインフルエンザの患者は、推計で179万人と依然、多い状態が続いていて、国立感染症研究所は手洗いなど対策の徹底を呼びかけています。
国立感染症研究所によりますと、先月28日までの1週間に全国5000の医療機関を受診したインフルエンザの患者数は1医療機関当たり36.12人、推計で179万人となっていて、この時期としては過去10年間で最も多い状態となっています。これは今シーズンの流行期入りが年明けにずれたためで、推計の患者数は去年の同じ時期より100万人以上多くなっています。
流行状況を表す1医療機関当たりの患者数を都道府県別にみますと、最も多いのが愛知県で54.31人、次いで愛媛県が53.1人、鹿児島県が49.53人、石川県が48.94人などとなっていて23の県で前の週より増加しています。
一方、今シーズン、これまでに検出されたウイルスは、7年前に「新型インフルエンザ」として流行したH1N1型ウイルスが全体の半数以上を占めて最も多い一方、B型も3割ほど報告されています。
国立感染症研究所の砂川富正室長は「例年なら患者数が減少を始める時期だが、まだピークを過ぎたとは言い切れず注意が必要だ。引き続き手洗いやマスクの着用など、せきエチケットをして対策を徹底してほしい」と話しています。

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