江戸時代に風紀を乱す本や絵の出版が禁じられたときに、情事に見立てた詰め将棋を集めたエロいタイトルの本が出版されてたことがある。
タイトルはエロいが、中身はただの詰め将棋で、なぞの挿絵(絵そのものはエロくないが、エロ駄洒落らしい。俺にはさっぱりだった)
今みたいに印刷が簡単な時代ではなくて、下絵を彫師が線の一本一本を彫って、摺り師が一枚一枚丁寧に摺って作ってたわけで、本というものが高価だった。
俺が客だったら、大金叩いて買ったエロ本が詰め将棋集だったら「金返せ」レベルだけど、幕府も怒って(偉い人もエロタイトルに騙されたのだろうか)、風紀を乱したことはけしからんと激おこ。
ヴィクトリア朝時代のイギリスでわいせつ表現が禁止されたときもエロの遠回しな表現がやたらと発達したらしくて、フィールディングの小説「トム・ジョーンズ」の食事シーンなんか...