伊藤弘毅
2016年3月1日12時23分
関西電力は1日午前、再稼働を進めている高浜原発4号機(福井県高浜町、出力87万キロワット)で原子炉が自動停止した問題について、大阪市の本店で会見した。トラブルの原因はわかっていないという。
関電は原因特定まで、再稼働に関わる作業をストップしている。営業運転の開始時期は3月下旬としていたが、調査には「日単位で時間がかかる」とし、遅れる可能性が高まっている。
高浜4号機は2月29日午後2時、発電と送電を始める作業をしたところ、発電機と変圧器の異常を知らせる警報が鳴って、発電機が自動停止した。これを受けて、原子炉も自動で止まった。
変圧器の保護のために電気が流れすぎると警報を鳴らす装置が作動していた。関電は送電する前に電圧を上げる変圧器周辺で、何らかの異常が起きたとみている。(伊藤弘毅)
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