Ｇ２０閉幕 討議結果まとめた声明発表へ

2月27日 19時13分

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中国・上海で開かれているＧ２０＝主要２０か国の財務相・中央銀行総裁会議は閉幕し、このあと、討議の結果をまとめた「声明」を発表します。これを前に、議長国の中国は議論の内容について公表し、この中で「Ｇ２０共同で、金融、財政政策や構造改革などを含めたあらゆる政策を総動員してリスクに対応することで、市場の信用を強め、経済成長を促していく」としました。

日本やアメリカ、中国など主な先進国と新興国によるＧ２０の財務相・中央銀行総裁会議は、２６日夜、中国・上海で開幕し、２日間の日程を終えて閉幕しました。
閉幕を受けて、議長国の中国が議論の内容について公表し、会議では、「世界経済は回復が続いているが不均衡になっていて、景気減速のリスクとぜい弱性が高まっている」としたうえで、「最近の市場の行きすぎた変動は、世界経済が安定して回復しているという経済の基礎的条件とは合致していない」という認識で一致した。
また、「各国とＧ２０共同で、金融、財政政策や構造改革などを含めたあらゆる政策を総動員してリスクに対応することで、市場の信用を強め、経済成長を促していく」と強調しました。
さらに、会議では通貨の競争的な切り下げを回避することでも改めて一致し、自国の輸出を有利にするため意図的に通貨を切り下げる「通貨安競争」を行わないとしています。
Ｇ２０は、議長国の中国の楼継偉財政相が記者会見したあと、討議の結果をまとめた「声明」を発表することにしています。