銀英伝の主題歌の中で、いちばん好きな作品です。
歌い手は秋吉満ちるさんから、Lisa(小峰理紗)さんに変わりました。
壮大なイントロと、繊細な歌詞のバランスが絶妙で、
何度聞いてもいい曲だと思います。
とくに3番がお気に入りで、
訳してて、不覚にも涙してしまいました。
【もう泣く必要はない
孤独ではないのだから
永遠に生きる魂たちに
ささやかな祈りを捧げよう
無数に輝く涙の粒は
やがて消えて行くだろう
信じること
そして許すこと
それが世界に安穏を取り戻す-】
この第3期OPが使われる頃から、銀英伝は物語が大きく展開するんですよ。
銀河帝国では、ラインハルトがゴールデンバウム王朝から禅譲を受け、
新たにローエングラム王朝の創始者となります。
自由惑星同盟では、ヤン・ウェンリーが地球教のテロにより暗殺され、
彼の妻であるフレデリカが新たに政府を立ち上げます。
銀英伝はSFであり、架空の戦記を扱う物語なんですが、
まるで実際にあった史実のようにリアリティと迫力がありますね。
また、名言が非常に多いのも特徴のひとつです。
その中で、私の心に残ったものをいくつかあげておきましょう。
=============================
☆卿(けい)に罪は無い。一度の敗戦は一度の勝利でつぐなえばよいのだ。
(ラインハルト)
☆一度失ったものを、もう一度失っても別に不自由はせんよ。
(ワーレン)
☆我々は、戦いを征服するためにここにあるのではなく、
歴史のページをめくるためにここにあるのだ。
(ミッターマイヤー)
☆道を切り開く者と、それを舗装する者とが、同一人であらねばならぬ事もなかろう。
☆俺たちに必要なのは、過去の日記より未来のカレンダーだ。
(アッテンボロー)
☆長生きするにしても、面白い人生でなくては意味がありませんからな。
(シェーンコップ)
☆何でも思い通りにならないものよ。
たかだか100グラムのお肉だって、理念どおりには焼きあがらないもの。
(フレデリカ)
☆思うのは自由だが、言うのは必ずしも自由じゃないのさ
(ヤン)
他にもたくさんの名言がありますが、また次の機会にご紹介したいと思います。
銀英伝の魅力は、本当に語りつくせないですね。