弘大期末試験「RohはIQ69、飛び降りて死んだ」 名誉棄損に当たらず

 ソウル西部地裁民事12部(イ・ウチョル裁判長)は3日、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の長男、建昊(ゴンホ)氏が父と遺族の名誉を傷つけられたとして弘益大法学部のA教授(67)に損害賠償を求めた訴訟で、原告敗訴の判決を言い渡した。

 A教授は昨年6月、大学期末試験の英語のテストに「Roh(ノ)は17歳で、彼の知能指数(IQ)は69だった。彼は6歳のときにミミズク岩から飛び降り、頭が悪くなって苦しんだ」という文章を入れた。「ミミズク岩」は2009年に盧元大統領が身を投げた現場だ。これに対し、建昊氏はA教授側に1億ウォン(約980万円)の賠償を求める訴訟を起こした。

 地裁は「問題となった文が盧元大統領を卑下する内容で、やや不適切な面があったとしても、この文を出題した行為は大学内で最大限保障されるべき学問の自由の保護範囲内にある。損害賠償の責任を負うほどの違法性があるとは見なし難い」と説明した。

ムン・ヒョンウン記者
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