昨晩、ウトウトしながらネットサーフィンをしていたら、
「世界一周航空券」
って言葉が目に飛び込んできました。
「どこぞのクイズ番組の副賞か?」と、一旦はスルーしたのですが、どうしても気になってしかたがありません。
で、調べてみたところ、「これは、おもしろいぞ!」と。
ということで、もしかしたら「誰でも知っていること」で、今更なのかもしれませんが、その概略を紹介したいと思います。
「世界一周航空券」って何?
航空券の形状
「世界一周航空券」と聞いて、パッと頭に浮かんだのが「JRのフリーパス」です。
顔写真入りのカードのようなキップ(しかも金色)で、それを1枚持っていれば、あらゆる飛行機をフリーパスで乗れる、そんなイメージを持ちました。
実体は、いくつかの区間が指定された航空券の束。
なので、厳密には「世界一周航空券」とは言えないかもしれません。
が、やっぱり、この名称のほうが夢があっていいですね。
世界一周のルール
ワンワールドエクスプローラー(日本航空が加盟)や、スターアライアンス(全日空が加盟)、スカイチーム(デルタ航空、エールフランス等)など、いくつかの航空会社のグループが発売しています。
各々のグループおよび券種によって違いはありますが、ルールは、概ね以下の内容のようです。
- 出発地点まで、地球をぐるっと一周回って戻ってくること
太平洋と大西洋を横断することになります。
- 西回りか東回り、どちらか一方向のみの移動
途中での逆戻りはダメです。が、同じ大陸内だとOKの場合あり。
- 全行程の上限あり
最低・最高滞在回数と同一都市滞在回数の制限があります。
航空会社のグループによりますが、立ち寄りは15都市が上限のようですね。
- 有効期限
1年
どこにでも行けるのか?
航空会社グループが乗り入れている都市でないと行けません。
どうしても行きたい場合は、別で航空券を購入する必要があります。
気になるお値段
スターアライアンス、スカイチームはマイル(距離)制、ワンワールドは大陸制です。
金額は、以下のとおり!
いかがですか?
別途、出国税、空港利用税等が必要となりますが、「世界一周航空券」と考えると驚きの価格です。
特に、ビジネスクラス、この値段は破格と言ってよいですよね。
なんせ、成田からニューヨークまで、ビジネスクラスで行くと往復普通運賃で1,095,000円ですので。
機内のシートはもちろん、食事も違いますし、空港でラウンジを使えるって言うのが魅力です。
行くなら、このコース
「もし行くんだったら、どんなコースがいいかなぁ」と組み始めたら・・・、迷いに迷ってしまいました(笑)。
そして、選んだのがスターアライアンスで、こちらのコース。
成田 → シドニー → シンガポール → ドバイ → カイロ → アテネ → バルセロナ → フランクフルト → ロンドン → ニューヨーク → サンパウロ → パナマシティ → ロサンゼルス → ホノルル → 成田
若干、アジアをすっ飛ばした感と、アフリカはカイロだけなので、かすった感がありますが・・・。
ビジネスで組んでみたところ、料金は、
基本見積 949,400円
税金 144,321円
手数料 4,200円
合計 1,097,921円
思った以上に税金が高かったですね。
ちなみに、コースシミュレーションは、下記のサイトから出来ます。
是非、楽しんでください。
スターアライアンス
スター アライアンス 日本地区限定スペシャルサイト - Star Alliance
ワンワールド
https://ja.oneworld.com/flights/round-the-world-fares/oneworld-explorer
おまけ
ご紹介したのは「世界一周航空券」ですが、環太平洋や南米限定、アフリカ限定といったものもあります。
「世界一周航空券」とセットで使うと、より濃密な旅行ができます。
また、こちら経由だと、さらに安く?世界一周ができるみたいですよ。
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世界一周、航空券はそこそこ納得がいっても、ホテル代を含めた滞在費なんかを考えると・・・。もちろん、まとまった休みを取るという大きな問題もあります。
それでも、いつかは行きたいな、と夢を膨らませることができて、とても楽しめました。
それでは、また、次回!