タイ人の訪日数は急激な増加をしているといわれていますが、まだまだ私たちの耳には届かないような情報はたくさんあります。そこで今回は、日本へ2回以上行ったことがある、日本が大好きなタイ人学生を3人集め、「日本へ3泊4日の旅行へいくならどこへ行きたい?」というタイトルのもと、筆者と共にディスカッションしてみることにしました。
人気の旅行スポットといえば?
(若目田): みなさん、今日はお集まり頂きありがとうございます。3人とも2回以上日本へ行っているということですが、結構皆さん旅行してるんですね。そんな皆さんにご質問なのですが、タイ人に人気の旅行スポットと聞かれたら、どのような場所が真っ先に浮かびますか?
(Pinkさん): 日本へ訪れたことがない人でも、大阪・北海道・東京・京都の名前はみんな知っているんじゃないかな?
(Nookさん): 特に北海道!本物の雪もあるしね。北海道はタイ人にとって憧れの地だよ。
(Tanaさん): 最近だと、福岡とか長崎に行くのもトレンドになってきているみたいだね。九州旅行ツアーのCMを電車の中でよく見るよ。
(若目田): なるほど、僕もよくタイ人の学生友達に「今度日本へ行くんだ」と言われるのですが、皆さんの友達でもよく日本へ旅行する人はいるんですか?
(Nookさん): 大学生の卒業旅行は日本へ行くのが定番だったりするよ。私が高校生くらいのときは、みんな日本へ行くのが憧れだったりしたんだけど、最近ではAirAsiaとかのLCC(Low Cost Career)がたくさん増えてきたから、手軽に行けるようになったんだよね。
旅行の計画を立ててもらった結果…
(若目田): では、実際に今からスマートフォンを使って、3泊4日のツアーの内容を計画していきましょう。一日に滞在できる都道府県は1つ、決めたエリアでしたいことや観光したいスポットを書きだしてみてください。(Pinkさん): 日本人だって、タイ人でも知らないような観光地に良く行くじゃない?それと同じだよ。写真を見て、なんだか良さそうだったらとりあえず行ってみるの。
(若目田): 納得です。よく見ると、皆さん全員お寺や神社が1か所は入っていますね。これはやっぱり外せないスポットなのですか?
(Tanaさん): ほら、僕たちは国内旅行でも旅先では必ずWat(お寺)に行くからさ。
(若目田): 確かにそうですよね。大阪城や伏見稲荷、築地市場なんかはみんな分かると思うんですど、それ以外でこの中で3人とも知っているスポットはありますか?
(Pinkさん): 原爆ドームと厳島神社じゃない?あと、白金の青い池。
(Nookさん): 日本について少しでも学んだことがある人なら、原爆ドームのことは知っているよね。厳島神社はよく「日本へ行ったら必ず行きたい場所○○選」みたいな記事に載っているよ。
(Tanaさん): 白金の青い池は、iPhoneの壁紙写真として使われて以来、人気になったんだよね。だから、日本人はあまり知らないらしい。
(若目田): 確かに、僕も写真は見たことありましたが、まさか北海道だとは思ってもいませんでした。あと一つ気になったのですが、今回、一日に行ける都道府県は一つに限定しましたが、皆さんが実際に日本へ旅行するときもこのように移動するんですか?
(Pinkさん): 行きたい場所があったら、どこにでも行くかな。日本って、都道府県ごとに特産品があったり、どこへ行っても名物があったりするでしょ。ネットで見ているだけでもすごい楽しいし、行きたいところが次々浮かんでくる。タイは観光地じゃないところ以外は観光に力入れていないから、日本はすごいなと思う。
検索するときはどのようなWebサイトを使う?
(若目田): 先ほどスマートフォンを使って調べているときに皆さんがどのようなサイトで検索しているか見させて頂いたのですが、日本への旅行プランを立てるときはどのようにして検索しているのですか?
(Nookさん): 大阪とか東京などの有名なスポットについて調べたいときはタイ語で検索するよ。メディアだとJapanTravelやMarumuraあたりを使うかな。個人のブログサイトも参考にしてる。BlogGang(日本でいうアメブロのようなブログサイト)とかにいっぱい載ってるよ。
(Pink): あとは、タイの掲示板サイトのPantipには実際に旅行者が書いた旅のレポートを見れるから、これも結構みるかな。
(若目田): 確かに、タイ語で「日本 旅行」って検索すると、旅行メディアよりも多く検索がヒットしますね。Pantipは日本でいう2ちゃんねるみたいなサイトなのですが、このような使われ方をしているとは驚きです。
(Tanaさん): それでも情報が出てこないような地域は英語で検索するよ。JapanGuideとかTripAdviserは見やすいよね、情報量も多いし。僕もよくやるけど、少し”通”な人だと日本語で検索する。どう考えても日本語のほうが情報量が多いからね。
(若目田): ちなみに僕はこの前、旅行業界なら抑えておきたいタイ語対応のインバウンドメディア10選という記事を書いたのですが、この中で知っているものはいくつありますか?
(Nookさん): え、全然知らないものばっかり。Marumuraしか分からない。
(Tanaさん): どのメディアで見るとかはあんまり意識しないよね、検索して上位に出てきた記事を見るだけで。その中で、頻繁にヒットするサイトの名前は覚えるけど。
(若目田): そうなんですね。確かにタイ語対応しているからといって、PV数がものすごく多いメディアは少ないです。Marumuraがここまで認知されている理由は、タイ人が運営していて、かつDek-Dなどのタイで人気のメディアと連携しているからなのでしょう。貴重なご意見ありがとうございました。
タイ人の年間訪日数は70万人を超え、地方のWebサイトもタイ語対応をするようになりました。その体制は整い始めていますが、我々がまだまだタイ人の訪日事情について知るべきことは多いようです。弊社では、市場調査サービスも実施していますので、さらに詳しく訪日事情を調べていきたいという方はお気軽にご連絡ください。