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News Up “爆泊”が原因? 受験生がSOS
1月29日 16時54分

News Up “爆泊”が原因? 受験生がSOS
大切な入学試験を控えた受験生から、こんな悲痛なつぶやきがインターネットに寄せられています。「ホテルがいっぱいで困った」。なぜ、受験生の宿がないのでしょうか。中国の旧正月=春節の連休シーズンとも重なり、急増する外国人観光客の“爆買”ならぬ“爆泊”が影響しているのでしょうか?
「ホテルいっぱいです。入試いけません」「受験のホテルが見つからない・・・全部満室じゃん」。ここ数日、インターネット上には、自宅から離れた場所で受験する人たちの悲鳴があふれています。
こうしたつぶやきの背景には何があるのでしょうか?大手旅行会社によると、受験シーズンと中国などの旧正月=春節の連休が重なり、受験生と外国人旅行者との間で、いわば宿泊先の取り合いになっているのではないかと分析しています。
受験生が使うホテルは、雪などで交通が乱れた場合に備えて、大学の徒歩圏内にあるホテルや値段がリーズナブルなビジネスホテルを希望します。リーズナブルな条件のよいホテルは、中国などからの旅行客にとっても魅力的なようです。

いつごろ予約?

そもそも受験生はいつごろホテルの予約をしているのでしょうか?大手予備校「河合塾」のアンケート調査によりますと、半数以上は前年中に予約していました。中には10月以前と答えた人も約20%いました。その一方で、1月に予約した人も約30%いました。1月後半は、センター試験後の国公立大学出願に伴って予約が増えるということです。さらにツイートでは、受験票が来ないから予約ができないという声も。「試験1週間前なのに受験票が送られてこないから、試験会場がわからなくてホテル予約したほうがいいのかどうかすらわからない」。
一方、春節でいつ休みが取れるかは、日本で言えばお正月の休みの予定を立てるようなものですから、中国などからの旅行客は、もっと早くホテルを押さえることが可能で、受験生にとっては分が悪くなっています。

民泊に期待も・・・

宿探しに苦労する受験生のつぶやきを見て「民泊」を提案する人も。
「民泊、恐ろしいけど地方から出てくる受験生限定なら喜んで宿を貸したい」とか、「部屋が取れなかったら大変だろう。こういう時なら民泊も悪くないかも」というつぶやきも。
折しも、1月29日は、民泊を全国で初めて認めることになった東京・大田区で、民泊を予定している企業や個人の申請の受付が始まりました。ただ、民泊は外国人観光客の急増に伴って、検討が進められているものだけに、この民泊も外国人の“爆泊”で、受験生の宿の確保の助けにはならないかもしれません。

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