最近、硬い記事ばっかりだったので、
ちょっと箸休めに、私の好きな漫画をご紹介したいと思います。
少しマイナーな漫画なんですが、ご存知の方いらっしゃるでしょうか?
この音とまれ! コミック 1-7巻セット (ジャンプコミックス)
- 作者: アミュー
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/11/04
- メディア: コミック
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私はこの漫画は、もうちょっと評価されてもいいと思う。
まず絵が綺麗。大ゴマも効果的に使っていて、
ごちゃごちゃしてなくて、読みやすい。
でもやはりストーリーがいいですね。
高校の箏曲部の青春漫画なんですが、安易に恋愛やスポ根に流されずに、
登場人物一人一人の内面の描写がすごく丁寧。
個人的に一番惹かれるのは、登場人物の一人一人が、とても不器用なのに、
箏という音楽を通して、自己表現をし、他人とつながっていくこと。
私は楽器などは、まるでできない人間なので、
このような音楽を通した自己実現や、他者との交流に憧れる。
ベートーヴェンの名言の1つに
「心より出づ。願わくば再び心に至らんことを」というのがあります。
日常生活の中で、「なかなか心が伝わらない」「人の心がなかなか見えない」などと、
もどかしい気持ちを感じたことは、誰もがあるのではないでしょうか?
音楽というのは、そのような垣根を乗り越えて、
ダイレクトに人の心と心を結んでくれるものだと思います。
作中で「大事な人に大切な言葉をなげかけるように
(箏を)弾いてごらん」という言葉があるのですが、
主人公が演奏の舞台で、その言葉を思い出しながら、
自分に箏を教えてくれた今は亡き祖父に
「おい、じじい 聴こえてっかよ なぁ」と心の中で語りかける場面も
すごく素敵だなと思います。
私は箏も全然詳しくないので、「どんな音なんだろう?」と思っていたのですが、
ジャンプSQの企画で、作中オリジナル楽曲の箏の演奏を実際に聴けるのです。
漫画の作者の方は、お姉さんが箏のプロ奏者、お母さんも箏の指導者、
本人も箏のコンクールで入賞したりと、筋金入りの箏一家で、
作中オリジナル楽曲も、実際作曲したそうです。
箏のことは全然分からないけど、すごい綺麗な曲だなと思う。
和楽器の音って、疲れた時に聞くと癒されるよね〜
というわけで、機会があったら、ぜひ読んでみて下さい。
ひとまず上のyoutubeのビデオでも、漫画のあらすじと演奏場面も紹介しています。
読んで下さって、ありがとうございました。
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