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中国 閣僚級局長を重大な規律違反で調査1月26日 23時01分
中国共産党は26日夜、閣僚級の国家統計局長を重大な規律違反の疑いで調査していると発表しました。局長は直前まで記者会見を行っていて、異変を感じていなかったとみられ、習近平指導部としては電撃的な摘発によって、腐敗撲滅への厳しい姿勢を強く印象づけるねらいがありそうです。
中国共産党の中央規律検査委員会は26日夜、国家統計局の王保安局長を「重大な規律違反」の疑いで調査していると発表しました。規律違反の具体的な内容は明らかにされていません。
王氏は財政次官などを経て、去年4月に閣僚級の国家統計局長に就任しました。国家統計局長は、経済成長率の発表などのため記者会見する機会が多く、王氏は先週、去年の中国の経済成長率が25年ぶりの低い水準となったことを明らかにしたのに続き、26日午後の会見でも、「中国経済が安定して発展していく方向に変わりはない」などと、時折、笑顔を交えながら記者の質問に答えていました。
中央規律検査委員会が王氏を調査していると発表したのは、この会見の終了から僅か2時間後のことで、本人や周囲は異変を感じていなかったとみられます。習近平指導部としては、話題性のある電撃的な摘発によって、腐敗撲滅への厳しい姿勢を強く印象づけるねらいがありそうです。
王氏は財政次官などを経て、去年4月に閣僚級の国家統計局長に就任しました。国家統計局長は、経済成長率の発表などのため記者会見する機会が多く、王氏は先週、去年の中国の経済成長率が25年ぶりの低い水準となったことを明らかにしたのに続き、26日午後の会見でも、「中国経済が安定して発展していく方向に変わりはない」などと、時折、笑顔を交えながら記者の質問に答えていました。
中央規律検査委員会が王氏を調査していると発表したのは、この会見の終了から僅か2時間後のことで、本人や周囲は異変を感じていなかったとみられます。習近平指導部としては、話題性のある電撃的な摘発によって、腐敗撲滅への厳しい姿勢を強く印象づけるねらいがありそうです。