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野々村元県議 使いみちなど「覚えていない」1月26日 16時39分
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政務活動費をだまし取った罪などに問われ、裁判に強制的に出廷させるため身柄を拘束された、兵庫県議会の元議員、野々村竜太郎被告(49)の初公判が、神戸地方裁判所で開かれ、元議員は「虚偽の申請をして政務活動費の返還を免れたことは決してありません」などと述べ、起訴された内容を否認しました。
兵庫県議会の議員だった野々村竜太郎被告は、おととし7月までの3年間に、兵庫県の城崎温泉や東京などに344回にわたって日帰り出張をしたとする、うその報告などで、政務活動費910万円余りをだまし取ったとして、詐欺などの罪で在宅起訴されました。
野々村元議員は、去年11月の初公判を欠席し、神戸地方裁判所は、改めて開く初公判に強制的に出廷させるため、25日、元議員の身柄を拘束する勾引の手続きを取りました。
26日の初公判は午前10時半に始まり、野々村元議員は、丸刈りの頭に黒のスーツ姿で法廷に現れ、裁判官や傍聴席に深々と頭を下げたあと、「先日、裁判を欠席したことを深く反省し、謝罪させていただきます」と述べました。
そのうえで、「政務活動費を受け取ったことは間違いありませんが、虚偽の申請をして返還を免れたことは決してありません」と述べて、起訴された内容を否認し、政務活動費をだまし取っていないという認識を明らかにしました。
午後には、弁護士や検察官が、政務活動費の使いみちや報告書への記載について質問しましたが、野々村元議員は、「覚えておりません」と繰り返し、さらに、「現在、通院していて、不安や緊張などから、記憶障害になっている可能性があると診断されています」などと述べて、具体的な回答をしませんでした。
初公判は午後4時前に終わり、次回の裁判は、来月22日に開かれることになりました。
野々村元議員は、去年11月の初公判を欠席し、神戸地方裁判所は、改めて開く初公判に強制的に出廷させるため、25日、元議員の身柄を拘束する勾引の手続きを取りました。
26日の初公判は午前10時半に始まり、野々村元議員は、丸刈りの頭に黒のスーツ姿で法廷に現れ、裁判官や傍聴席に深々と頭を下げたあと、「先日、裁判を欠席したことを深く反省し、謝罪させていただきます」と述べました。
そのうえで、「政務活動費を受け取ったことは間違いありませんが、虚偽の申請をして返還を免れたことは決してありません」と述べて、起訴された内容を否認し、政務活動費をだまし取っていないという認識を明らかにしました。
午後には、弁護士や検察官が、政務活動費の使いみちや報告書への記載について質問しましたが、野々村元議員は、「覚えておりません」と繰り返し、さらに、「現在、通院していて、不安や緊張などから、記憶障害になっている可能性があると診断されています」などと述べて、具体的な回答をしませんでした。
初公判は午後4時前に終わり、次回の裁判は、来月22日に開かれることになりました。