11 12月

アメリカは車なしじゃしんどい!!運転に必要な準備と心構え



ハワイやグアム、ニューヨーク…日本との同盟関係も強い大国・アメリカには、一度は訪れてみたい、魅力的な都市がたくさんあります。数日間の滞在であれば徒歩圏をのんびり楽しむのもいいのですが、様々なエリアを楽しみたい方は、レンタカーの利用がオススメ。自分でプランを練って動ける海外でのドライブは、楽しみがいっぱいです。今回は、アメリカでの運転に関する基礎知識についておさらいしてみましょう。

ちょっと頼りない公共交通機関


アメリカの公共交通機関は、はっきり言って日本ほど発達していません。都市部では地上を走る列車や地下鉄がある程度普及していますが、都心を少し離れれば、すっかりクルマ社会。ましてや郊外へ出れば、急な坂道も多く、自動車なしでの生活はかなり厳しいと言えるでしょう。
また、電車や地下鉄に関しても、本数が少ないうえに、平気で大幅に遅れます。人との約束や、開始時間が決まっているプログラム等に参加するのであれば、公共交通機関の利用は、かえって遅刻のリスクとなる可能性があります。日本ほど遅刻に厳しい社会ではないとはいえ、車の運転ができる方であれば、レンタカーの利用を前向きに検討しても良いでしょう。

国際免許を申請しよう


アメリカ国内で車を運転する場合は、国際免許証の取得が大前提となります。この国際免許証、日本国内での自動車運転免許をお持ちの方であれば、所定の手続きのみで取得することができます。
但し、取得にあたっては、パスポート等の渡航を証明する書類が必要となりますので、「とりあえず取ってみたい」という理由では入手することはできません。また、有効期間は1年間と短いので、期限切れにも注意したいところ。交付は都道府県の運転免許センターや警察署で受け付けていますが、運転免許センターでは即日交付が可能である一方、警察署での申請には通常、交付まで2週間程度かかる場合が多いようです。急いで入手したい方は、注意が必要ですね。

右側通行とフリーウェイのルール


海外ドラマ等でご存知の方も多いと思いますが、アメリカの道路は右側通行。日本とは反対側の車線を走ることになります。慣れてしまえば大した問題ではありませんが、初めのうちは右左折時に注意が必要。うっかり反対車線を逆走しないよう、注意しましょう。
ところで、アメリカの高速道路は「フリーウェイ」と呼ばれ、基本的に無料で通行可能です(一部、有料道路もあります)。道幅は日本より広く、一見走りやすそうにも思えますが、実際に運転してみると、その道路状況の悪さに驚くかもしれません。路面のヒビは当たり前、凸凹道に思わず閉口する場面もあるはずです。不意なパンク等のアクシデントを防ぐためにも、レンタカーを受け取る際には、タイヤのすり減り方を注視したいところですね。

セルフ給油に慣れておこう


日本でも増えつつある、セルフ方式のガソリンスタンド。アメリカの多くの州では、このセルフ方式が主流となっています。クレジットカードが使えるスタンドが大半ですが、給油前に店員さんへ申し出れば、現金で支払うこともできます。給油機を下ろす前に、ある程度まとまった金額をカウンターへ預け、給油後にお釣りを受け取る…というスタイルをとるお店が多いので、頭に入れておきましょう。
勿論、スタンドでの火気使用は厳禁です。静電気防止装置等もしっかり利用して、安全な給油に努めましょう。不慣れな方は渡航前に、日本のセルフ方式のスタンドで給油を経験しておくのが無難です。
クルマを安全に利用できれば、アメリカでの旅は一層楽しめること間違いなし!車窓からの景色を楽しみながら、広い大地をドライブしてみませんか?