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マレーシア TPP不参加求める大規模集会1月23日 20時21分
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の署名式が来月、ニュージーランドで開かれるのを前に、東南アジアのマレーシアで大規模な抗議集会が開かれ、TPP協定に参加すれば外国の企業に国内の市場を奪われかねないとして、マレーシア政府に参加しないよう求めました。
抗議集会を開いたのはマレーシアで多数派を占めるマレー系住民のNGO団体や政党で、首都クアラルンプールの会場には主催者の発表でおよそ2万人が集まりました。集まった人たちは「マレーシアを売り渡すな」などと書かれたプラカードを手に持ち、政府に対してTPP協定に参加しないよう訴えました。
マレーシアでは、国有企業やマレー系の企業を優遇する政策がとられてきましたが、TPP交渉の中では、各国からこうした政策の見直しが求められました。マレーシア政府は優遇政策を継続するとしていますが、マレー系の住民を中心に、TPP協定に参加すれば政策の見直しを余儀なくされ、外国の企業に国内の市場が奪われかねないと警戒感が高まっています。
抗議集会に参加した男性は、「TPPを主導するアメリカはあらゆる市場を独占しようとしているが、マレーシアは自分たちのアイデンティティーを保たなければならない」と話していました。
マレーシアでは、国有企業やマレー系の企業を優遇する政策がとられてきましたが、TPP交渉の中では、各国からこうした政策の見直しが求められました。マレーシア政府は優遇政策を継続するとしていますが、マレー系の住民を中心に、TPP協定に参加すれば政策の見直しを余儀なくされ、外国の企業に国内の市場が奪われかねないと警戒感が高まっています。
抗議集会に参加した男性は、「TPPを主導するアメリカはあらゆる市場を独占しようとしているが、マレーシアは自分たちのアイデンティティーを保たなければならない」と話していました。