日本を代表するHCI研究者たちが集う奇跡のイベント開催
1月31日に開催される「人間機械未来系」前陣速攻水瓶座討論会の登壇者とセッションプログラムが決定した。
昨年末に『WIRED』で発表された登壇者に、ゲーム「Ingress」のジョン・ハンケ氏と川島優志氏、バイオアーティスト福原志保氏、メディアアート・キュレーター草原真知子氏、Recruit Institute of Technology 推進室 室長の石山洸氏、アクセンチュアからは「アクセンチュア・アナリティクス」の日本における責任者・工藤卓哉氏、樋口陽介氏が新たに加わった。
豪華ゲストを迎えるパネルディスカッションは大きく4部構成で行われる。Session 1「DESIGN/BODY」では、主に身体/ハッキングなどについて、暦本純一氏をMCに日本を代表するインダストリアルデザイナー山中俊治氏・福原志保氏・慶應義塾大学大学院・教授の古川享氏・ロボットやヒューマンインターフェースの研究で注目される玉城絵美氏が討論する。
Session 2のテーマは「SF/DEPLOY」。光学迷彩マントを実現したことでも知られる稲見昌彦氏をMCに、Niantic Inc.のJohn Hanke氏&川島優志氏、Increments及川卓也氏・UEI清水亮氏・Evernote上野美香氏が空想科学小説 (SF) を超えた独創・発明・イノベーションなどについて語り合う。
Session 3は「ARTS/TECH」をテーマに、世界的CGアーティストの河口洋一郎氏・触覚などのメディア技術を専門とする岩田洋夫氏・現代の魔法使いと称されるメディアアーティスト落合陽一氏・メディア研究者の草原真知子氏が、人間中心デザインの奥にある「ユーザビリティ」というドグマの陰や情報表現と情報操作インタフェースの切っても切れない深い関係などをMC石井裕氏と議論する。
Session 4「DATA/BUSINESS」では今回のスポンサーでもあるアクセンチュア社工藤卓哉氏・樋口陽介氏、リクルートホールディングス石山洸氏、『WIRED』日本版編集長・若林恵氏を迎え、Session 1~3を受けてどうビジネス化を考えるかを石井裕氏と討論する。
イベント詳細
- イベント名:「人間機械未来系」“The Future of Human-Machine Interactions”・前陣速攻水瓶座討論会
- 日時:2016年1月31日(日) 13:00~19:00(予定)
- 会場:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル)
- 定員:500名
- 参加費:無料(事前登録要・締切済)
- 企画者:石井裕、暦本純一、稲見昌彦
- 主催:リクルートキャリア
- 協賛:アクセンチュア、リクルートホールディングス
- 機材協力:NTTコミュニケーションズ
※スケジュールおよび講演内容・登壇者は変更の可能性がございます。
※応募受付はすでに締め切っております。
※申し込み多数のため、参加は抽選となります。
※当選者にはメールにてご連絡します。ご都合が悪くなった場合は必ずその旨ご連絡ください。
※会場近辺はコンビニ・レストランが少ないため、昼食は予め済ませてご参加ください。
セッションプログラム
| 時間 | コンテンツ | 講演内容 | 登壇者(※敬称略) |
|---|---|---|---|
| 13:00 ~ 14:00 |
Session 0 | VISIONS | 石井裕・暦本純一・稲見昌彦 |
| 14:00 ~ 15:00 |
Session 1 | DESIGN/BODY | 山中俊治・福原志保・古川享 玉城絵美・暦本純一(MC) |
| 15:00 ~ 16:00 |
Session 2 | SF/DEPLOY | 川島優志&John Hanke 及川卓也・清水亮・上野美香 稲見昌彦(MC) |
| 16:10 ~ 16:30 |
coffee break | ||
| 16:30 ~ 17:30 |
Session 3 | ARTS/TECH | 河口洋一郎・岩田洋夫・落合陽一 草原真知子・石井裕(MC) |
| 17:30 ~ 18:30 |
Session 4 | DATA BUSINESS |
石山洸・工藤卓哉・樋口陽介 若林恵・石井裕(MC) |
| 18:30 ~ 18:45 |
Closing | 石井裕 |
※スケジュールおよび講演内容・登壇者は変更の可能性がございます。
登壇者プロフィール(※敬称略)
石井 裕
マサチューセッツ工科大学 教授、メディアラボ 副所長
NTTヒューマンインターフェース研究所を経て、1995年、MITメディアラボ教授に就任、タンジブルメディア・グループ創設。直接操作・感知可能なタンジブルユーザインタフェース Tangible Bits の研究を立ち上げる。2010年からは、コンピューテーションにより動的に変形する物理マテリアル Radical Atoms の研究を創始。
歴本 純一
東京大学大学院情報学環 教授
ソニーコンピュータサイエンス研究所副所長
Koozyt共同創業者。世界初のモバイルARシステムやマルチタッチシステムなどを発明してきたヒューマンコンピューターインタラクション研究者。人間の能力の拡張や、未来のスポーツに関する研究を行う。
稲見 昌彦
東京大学先端科学技術研究センター 特任教授
東京大学リサーチアソシエイト、マサチューセッツ工科大学コンピュータ科学・人工知能研究所客員研究員、電気通信大学電気通信学部知能機械工学科教授、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授などを経て、2015年11月より現職。光学迷彩、五感拡張型インターフェイスなど人間の能力を拡張するシステムを多数開発。米『TIME』誌Coolest Inventionsなど受賞。
山中 俊治
東京大学生産技術研究所 教授
東京大学工学部卒業後、日産自動車を経て94年にリーディング・エッジ・デザイン設立。08年より慶應義塾大学教授、13年より東京大学教授。乗用車、腕時計、家具、ロボット、義足など幅広い人工物をデザインする一方、ICカード改札機の基本設計を始め様々な基盤技術開発にも貢献。Gマーク金賞、ニューヨーク近代美術館永久所蔵品選定ほか受賞多数。
福原 志保
アーティスト、研究者、開発者
2001年、Central Saint MartinsのFine Art学士課程終了。2003年、Royal College of ArtのDesign Interactions修士課程卒業。2004年にゲオアグ・ トレメルとBiopresence Ltd設立。2005年にアーティスティック・リサーチ・フレームワークBCL結成。科学とアートとデザインの領域を超え、テクノロジーや独占市場を人々に開いていくことミッションとした活動を展開。
古川 享
慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授
1979年、アスキー入社。82年同社取締役就任、86年同社退社、米マイクロソフトの日本法人マイクロソフトを設立。初代代表取締役社長就任。91年同社代表取締役会長兼米マイクロソフト極東開発部長、バイスプレジデント歴任後、2004年マイクロソフトの最高技術責任者を兼務。05年6月同社退社。08年4月慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授に就任。
玉城 絵美
H2L, Inc. 創業者、JSTさきがけ研究員、早稲田大学助教
手の触感や身体感覚伝達の研究者と起業家。2011年、手の動作を制御する研究PossessedHandは米Time誌が選ぶ50の発明に選出、東京大学にて博士号取得、総代と総長賞受賞。2012年、研究成果の一般普及に向けてH2L,Inc.を創業。翌年、早稲田大学に移籍。2015年、日経ウーマンウーマンオブザイヤー準大賞受賞、同年、KickStarterにて世界初触感型ゲームコントローラUnlimitedHandを発表し22時間で目標達成。
河口 洋一郎
東京大学大学院工学系研究科・人工物工学センター教授
1978年、東京教育大学(現筑波大学)大学院修了。筑波大学助教授を経て、1998年東京大学大学院工学系研究科・人工物工学センター教授。2000年より現職。1975年からCGに着手し、自己増殖する「グロース・モデル」で独自のアート世界を確立、世界的CGアーティストとして活躍中。1995年第百回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表作家。2010年ACM SIGGRAPHにてディスティングイッシュト・アーティスト・アワード受賞。
岩田 洋夫
筑波大学大学院システム情報工学研究科 教授
1981年東京大学工学部機械工学科卒業、1986年同大学大学院工学系研究科修了(工学博士)、1993年より筑波大学助教授。触覚などの身体的な感覚を活用するメディア技術の研究を行っている。バーチャルな物体の硬さや重さを手に伝える装置や、バーチャルな建物を歩く感覚を足に与える装置を作ってきた。1994年より8年続けてSIGGRAPHに出品する傍ら、1996年と2001年にPrix Ars Electronicaに入賞。
落合 陽一
筑波大学 助教・デジタルネイチャー研究室 主宰
筑波大でメディア芸術を学び、東京大学を短縮修了(飛び級)して博士号を取得。2015年より筑波大学助教、デジタルネイチャー研究室主宰。経産省よりIPA認定スーパークリエータ、総務省より異能vationに選ばれた。BBC、CNN、Discovery、TEDxTokyoなどメディア出演多数。国内外の論文賞やアートコンペ、デザイン賞など受賞歴多数。人呼んで〈現代の魔法使い〉。
草原 真知子
早稲田大学文学学術院/文化構想学部表象・メディア論系 教授
メディアアート・キュレーター、メディア研究者。1983年からキュレーターとしてNTT/ICCなど国内外の多くの企画展示や公募展審査に関わる。科学技術とアート、エンターテイメントとの相関関係を研究。ディジタル技術が人間のイマジネーションや創造性にもたらす変容、文化やものの考え方との間の相互的影響がテーマ。
上野 美香
Evernote マーケティング&コミュニケーションディレクター
2011年よりEvernote 日本法人に参加し、マーケティング全般と広報を担当。日本オフィスの立ち上げ、Evernote ユーザーコミュニティの醸成、広告に頼らないマーケティングを通し日本市場での認知拡大、ユーザー数増加に貢献。Evernote以前には、Twitter(日本語版)のマーケティング、音楽家 坂本龍一氏の韓国公演 Ustream 配信プロジェクト「skmtSocial project」の企画や広報、アイティメディアの上場・IR支援などを担当。
John Hanke
Niantic Inc. 創設者
1996年UCバークレーのHaas SchoolでMBAを取得。テキサス大学オースティン校で学士号を取得。バークレー在学中にオンラインコンピューターゲーム設立。2004年にGoogleに買収され、チームはKeyholeをGoogle Earthとして再ローンチ。その後Google副社長として地図製品部門全体を率いる。Nianticは任天堂、ポケモンとパートナーシップを結び、「Pokemon Go」を開発2015年10月にスピンアウトを果たした。
川島 優志
Niantic inc アジア統括本部長
早稲田大学を中退後、2000年に渡米。2007年にGoogleに入社。アジア太平洋のウェブデザインチームを統括し、アメリカ人以外では世界で初めてGoogle Doodleのデザイナーとなり、東日本大震災ではクライシスレスポンスウェブチームを指揮、TED x Tohokuなどで講演。2011年より米Google本社に移籍。コンシューマープロダクトウェブデザインのグローバルチームを統括した。2013年にNianticに加わり、Ingressのビジュアル及びUXを担当。Niantic Incの独立後、アジア統括本部長に就任。
及川 卓也
Increments プロダクトマネジャー
早稲田大学理工学部卒。卒業後は外資系コンピューター企業にて、研究開発業務に従事。1997年にマイクロソフトに転職。2006年にグーグルに転職。2015年11月よりIncrementsにプロダクトマネージャとして従事。2011年の東日本大震災後に、災害復興支援や防災・減災にITを活用する活動を開始。Hack For JapanおよびIT×災害コミュニティの発起人。一般社団法人情報支援レスキュー隊代表理事。
清水 亮
UEI代表取締役社長 兼 CEO
東京大学在学中に米Microsoft Corpにて次世代機のOS/SDK開発に携わる。98年よりドワンゴにてエグゼクティブ・ゲーム・ディレクター、アーキテクトを歴任し、同社の携帯事業を立ち上げ、03年より現職。04年未踏ソフトウェア創造事業に採択され、天才プログラマー/スーパークリエイターの称号を得る。11年よりHTML5フレームワークenchant.js、13年より独自ハードウェアenchantMOONを開発。
石山 洸
Recruit Institute of Technology 推進室 室長
2006年、東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻修士課程修了し、リクルート入社。インターネットマーケティング室などを経て、全社横断組織で数々のWebサービスの強化を担い、新規事業提案制度での提案を契機に新会社を設立。2014年、リクルートホールディングスのメディアテクノロジーラボ所長に就任。2015年より現職。
工藤 卓哉
アクセンチュア デジタルコンサルティング本部 マネジング・ディレクター
慶應義塾大学を卒業後、アクセンチュアに入社。コンサルタントとして活躍した後、コロンビア大学国際公共政策大学院で学ぶため退職。同大学院で修士号を取得後、ブルームバーグ市長政権下のニューヨーク市で統計ディレクター職を歴任。在任中、カーネギーメロン工科大学情報技術科学大学院で修士号を取得。2011年にアクセンチュアに復職し、現職。
樋口 陽介
アクセンチュア デジタルコンサルティング本部 シニア・プリンシパル
大阪大学法学部卒業後、アクセンチュア入社。通信・ハイテク業界におけるコンサルタントとしてキャリアをスタートし、システム開発、業務改革を経て、テクノロジー面を重視した中長期ビジョン/新規事業戦略の立案に主として従事してきた。また、併せて、リスク管理や組織設計などの企業の仕組み/ガバナンスからCSRまで幅広く業種/領域も渉猟。
若林 恵
『WIRED』日本版編集長
1971年生まれ。フリーエディター/ライター。平凡社「月刊太陽」編集部を経て2000年に独立。カルチャー雑誌で記事の編集、執筆に携わるほか、書籍・展覧会カタログの企画・編集も数多く手がける。音楽ジャーナリストとして音楽誌に寄稿するほか、ライナーノーツの執筆、音楽レーベルのコンサルティングなども行う。2011年より現職。
※スケジュールおよび講演内容・登壇者は変更の可能性がございます。