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News Up ネットで丸見え? 防犯カメラ1月21日 18時57分
街頭や屋内のさまざまな場所に設置されている防犯カメラ。その映像がインターネットの海外のサイトで、いつでも閲覧可能になっていることが分かりました。その数は日本国内のものだけで、およそ6000。世界全体ではおよそ2万8000か所に及びます。なぜこのような事態が起きているのでしょうか。
日本国内6000か所も
街頭、オフィス、飲食店内・・・。さまざまな防犯カメラの中継映像が、海外のサイトで、いつでものぞき見ができる状態に。
閲覧が可能になっているのは、世界各地の街頭や屋内に設置されているおよそ2万8000か所の映像です。日本国内でもおよそ6000か所に及びます。
閲覧が可能になっているのは、世界各地の街頭や屋内に設置されているおよそ2万8000か所の映像です。日本国内でもおよそ6000か所に及びます。
散髪中の客 口を開けた患者も
人が映り込んでいたり、場所が特定できる可能性のある映像もありました。
理容店の店内に設置されたカメラの映像は、画面が4分割され、散髪中の客の姿がはっきりと映っています。店の入り口に敷かれたマットには「カットショップ」という文字とともに、店名が記されています。
東京都内の老人ホームとみられる施設の映像には、お年寄りたちが食堂のテーブルについて食事をしている様子が。一人一人の顔まで識別できる状態となっています。
さらに、都内の歯科クリニックとみられる映像では、室内が奥まで映っていて、患者があおむけになって口を開けている様子が分かります。
理容店の店内に設置されたカメラの映像は、画面が4分割され、散髪中の客の姿がはっきりと映っています。店の入り口に敷かれたマットには「カットショップ」という文字とともに、店名が記されています。
東京都内の老人ホームとみられる施設の映像には、お年寄りたちが食堂のテーブルについて食事をしている様子が。一人一人の顔まで識別できる状態となっています。
さらに、都内の歯科クリニックとみられる映像では、室内が奥まで映っていて、患者があおむけになって口を開けている様子が分かります。
パスワードの設定 確認を
情報セキュリティーの専門家によりますと、防犯カメラの映像は、所有者がインターネット経由で別の場所で見られるようにしていることが多く、通常はパスワードを適切に設定していれば、第三者に勝手にのぞき見られるおそれはないということです。
しかし、映像の流出が起きているケースでは、▽カメラのパスワードが簡単な初期設定のままになっていたり、▽パスワードが適切に設定されていなかったりしている可能性があるということです。
情報セキュリティー会社「ネットエージェント」の会長を務める杉浦隆幸さんは、次のように指摘しています。
今ではありとあらゆる場所に防犯カメラが設置されていて、外出先や離れた場所からパソコンやスマートフォンで映像を確認しようと、インターネットに接続しているケースも多い。ただ、ネットに接続する場合、パスワードを設定しなければならないのに、のぞき見られる状態になっている6000台余りのカメラについては、パスワードが設定されていなかったり初期設定のままになっていたりしているとみられる。
本来は、防犯カメラを設置した際にパスワードを適切に設定すべきだが、カメラを取りつけた業者が設定の作業を行わず、カメラの所有者もパスワードを設定しなければならないことに気づかずに、そのままになっているケースが多いとみられる。
今後は、防犯カメラ以外にもインターネットにつながる機器は家電なども含めていっそう増えるとみられ、利用者側も、インターネットに接続する以上は世界中につながっているという意識を持って、セキュリティー対策をしっかりと行う必要がある。
この問題、きょう午後9時からの「ニュースウオッチ9」でも詳しくお伝えします。
しかし、映像の流出が起きているケースでは、▽カメラのパスワードが簡単な初期設定のままになっていたり、▽パスワードが適切に設定されていなかったりしている可能性があるということです。
情報セキュリティー会社「ネットエージェント」の会長を務める杉浦隆幸さんは、次のように指摘しています。
今ではありとあらゆる場所に防犯カメラが設置されていて、外出先や離れた場所からパソコンやスマートフォンで映像を確認しようと、インターネットに接続しているケースも多い。ただ、ネットに接続する場合、パスワードを設定しなければならないのに、のぞき見られる状態になっている6000台余りのカメラについては、パスワードが設定されていなかったり初期設定のままになっていたりしているとみられる。
本来は、防犯カメラを設置した際にパスワードを適切に設定すべきだが、カメラを取りつけた業者が設定の作業を行わず、カメラの所有者もパスワードを設定しなければならないことに気づかずに、そのままになっているケースが多いとみられる。
今後は、防犯カメラ以外にもインターネットにつながる機器は家電なども含めていっそう増えるとみられ、利用者側も、インターネットに接続する以上は世界中につながっているという意識を持って、セキュリティー対策をしっかりと行う必要がある。
この問題、きょう午後9時からの「ニュースウオッチ9」でも詳しくお伝えします。