家庭で入浴中に溺死4866人、9割が高齢者
TBS系(JNN) 1月20日(水)15時6分配信
おととし、家庭で入浴中に溺死した人がおよそ5000人に上り、このうち9割が高齢者だったことがわかりました。消費者庁は、冬場に事故が多発しているとして、注意を呼びかけています。消費者庁によりますと、2014年の家庭の浴槽での溺死者数は4866人で、このうち9割が65歳以上の高齢者でした。10年前に比べておよそ1.7倍に増加しています。
厚生労働省の研究班の調査では、溺死以外の病気や事故なども含めると、入浴中の事故死は年間1万9000人に上るとみられます。入浴中の事故は冬に多く、急激な温度変化で血圧が大きく変動して失神し、浴槽で溺れるなどのケースがあるということです。
安全な入浴方法の目安は「41度以下で10分未満」とされますが、消費者庁が実施したアンケートでは、42度以上のお湯に入る人がおよそ4割、10分以上浴槽に入る人はおよそ3割に上っています。(20日14:13)
最終更新:1月20日(水)15時6分
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