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マルコメ商品も横流し

みのりフーズの敷地に山積みにされているマルコメの段ボール箱=岐阜県羽島市で2016年1月18日、野村阿悠子撮影

 「みのりフーズ」が、みそメーカー「マルコメ」(長野市)が廃棄したみそ製品を、「ダイコー」から仕入れていたことが分かった。岐阜県の調査で、みのりの社内から賞味期限が切れたマルコメのみそ類数品目が見つかった。

     マルコメによると、2014年3月〜15年7月、返品された商品や製造過程で発生した不良品の廃棄をダイコーに委託していた。マルコメの広報担当者は「完全にルールに沿って廃棄してきたと思っていたので、もし流通していたとしたら遺憾だ」と話す。

     これまでの岐阜県の調査で、みのりの社内から、「カレーハウスCoCo壱番屋」の製品以外にも、マルコメのみそ類や、肉の加工品、総菜など108品目が見つかった。大半の賞味期限が切れていた。

     みのりの実質的経営者の男性(78)は県に「(108品目は)全てダイコーから仕入れた」と話している。これまでの取材に、壱番屋以外の製品について「賞味期限切れの食材は、試食で問題がなかったので売った」などとしている。

     県は108品目についてもカツと同様、食品メーカーが廃棄を委託した食材が転売された可能性があるとみている。【野村阿悠子】

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