藤田知也、米谷陽一
2016年1月16日01時56分
4月から家庭でも電気の契約先が自由に選べるようになるのを前に、大手電力や新規参入組が相次いで料金プランを発表している。15日も関西電力や九州電力が新料金を公表。各社とも値引きやセット割をPRするが、プランは乱立気味だ。複雑な料金プランをウェブサイトで比較できるサービスも次々に始まった。
電気料金比較サイトの「エネチェンジ」(https://enechange.jp/)は、13日にサービスを本格スタートした。郵便番号や家族構成、いまの1カ月分の電気代を入力すると、セット割やポイント還元を含め、電気代を節約できる順にプランが表示される。大手電力10社と新規参入5社に対応しており、順次増やす計画だ。
エネチェンジは2014年5月にサイトを開設してから、計500万人が訪問したという業界の草分け。有田一平社長は「顧客満足度が高いなど様々な視点から電気を選べるようにする」と話す。
比較サイトの「価格.com」も、専用サイト(http://kakaku.com/energy/)を開設。14日にサービスを本格開始し、まずは16社の計90プランを比較できるようにした。月内にはサイト経由で契約を申し込むと一定額をキャッシュバックするキャンペーンも始める。利用者の口コミも投稿できるようにするという。
両サイトとも利用料は無料。サイト上で電気の契約を切り替えられたり、電力会社の申し込みページに移動できたりする。(藤田知也、米谷陽一)
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