米Facebook創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が、生後間もない長女が病院で予防接種を受ける写真を投稿したことを受け、Facebookでは小児のワクチン接種をめぐる議論が沸騰している。
ザッカーバーグ氏は1月8日、「病院で予防接種!」というキャプションとともに自身が長女マキシマちゃんを抱っこしている写真をFacebookに投稿した。同氏と妻のプリシラ・チャン氏は2015年12月1日に長女の誕生を発表している。
多くがこの投稿を「小児のワクチン接種を暗に支持するもの」ととらえ、この写真には11日までに300万件以上の「いいね!」と6万9000件ものコメントが集まった。
子どもに予防接種を受けさせるかどうかについては、ここ数年、米国で激しい議論が交わされている。反対派の主張は、子どもへのワクチン接種は自閉症などの発達障害や疾病を引き起こしかねないというものだ。
Facebookユーザーの1人、ラルカ・サンダーさんは8日、次のように投稿している。「ワクチンを奨励してくれてうれしい! ワクチンについてはとても混乱が多く、その弊害はあまりに大きい」。
またアンジェラ・クインさんは次のようにコメントしている。「ありがとう、マーク・ザッカーバーグ。Facebookのおかげで、私はワクチンを奨励できる。公衆の健康維持のために自ら動いてくれてことについても、ありがとう」
だが一方、ワクチンの危険性を訴え、ザッカーバーグ氏を批判するユーザーもいた。
「かわいそうに。人間が持つ自然免疫力を無視して注射に頼るなんて」とスティーブ・シュナイダーさんは8日にコメントしている。
またイアン・ハンフリーズさんは同日、次のようにコメントした。「製薬会社は病んだ社会から巨額の利益を挙げている。みんな、もっと頭を働かせなければ」
ザッカーバーグ氏のFacebookフォロワー数は4800万人を超えている。同氏が昨年2月、免疫についてのノンフィクション書籍「On Immunity」を推薦したことを受け、米国では激しい抗議が巻き起こり、その後、ワクチン接種の賛否をめぐる議論が続いている。
ザッカーバーグ氏は昨年2月18日の投稿で次のように述べている。「ワクチン接種は重要かつタイムリーな話題だ。科学的にはっきりした根拠がある。ワクチン接種は有効であり、私たち皆の健康にとって重要なことだ」。
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