CES 2016の技術トレンド--主要分野の展示を写真で見る
2016/01/15 07:30
2016年のCESでも例年と同様、興味深い製品が多数発表された。ここでは、会場で見られたトレンドの一部を製品の写真とともに紹介する。
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提供: CNETCESでは毎回、平凡な製品が大量に展示されるが、そこから未来が垣間見えるのも事実だ。CESの世界観によれば、これから数年の間に、誰もがスクーターに乗りつつ歩数を数えるようになり、いつ呼吸し、いつ飲み物を飲み、いつベッドで寝返りを打つべきかを、デバイスが助言してくれるようになるという。自動車は家と通信するようになる。また、素顔のままでいるということはなくなるだろう。仮想現実(VR)メガネや拡張現実(AR)メガネを通して世界と向き合うようになるからだ。
ここでは、CES 2016で見られたトレンドの一部を製品の写真とともに紹介する。
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提供: Sarah Tew/CNETスクリーンの未来はOLED
LGは全力を挙げて有機発光ダイオード(OLED)テクノロジの驚異的な柔軟性を紹介した。極端な凹型や凸型のスクリーン、丸められるスクリーン、透き通って見えるスクリーンを展示し、そうしたスクリーンの薄型化と大型化の可能性を示した。
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提供: Sarah Tew/CNET近い将来、OLED搭載ノートPCが登場へ
Alienwareは、初のOLEDディスプレイ搭載ゲーミングノートPC「Alienware 13」を発表した。OLEDは非常に濃い色や深みのある黒を表現でき、リフレッシュレートが高いため、ゲームディスプレイに採用されるのも自然な流れだ。
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提供: Sarah Tew/CNETOLEDはハイブリッド端末にも
OLEDを搭載する初のハイブリッド(タブレットとしてもノートPCとしても使用できる端末)も発表された。Lenovoの「ThinkPad X1 Yoga」だ。他のメインストリームのノートPCでも、OLEDディスプレイの採用が拡大しつつある。
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提供: Sarah Tew/CNETゲーマーも満足のオールインワンが登場
オールインワンは一般に、ゲーミングマシンとして使うには不向きだが、それはアップグレード性に欠けるからだ。Origin PCとMSIは、ファーストパーソンシューティング(FPS)ゲームの熱狂的なマニアをも満足させる性能と拡張性を備えたオールインワンをそれぞれ発表した。「Omni」のみ出荷予定日が発表されている。米国で3月中に出荷予定だ。
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提供: Sean Hollister/CNETゲーミング機器のスーパーマン
CESで最も話題になったゲーミングシステムは、「Razer Blade Stealth」だった。クラーク・ケントのような安価なノートPCだが、デスクトップグラフィックスカードを搭載する外付けボックスと「USB-C」ケーブルで接続すると、スーパーマンのように強力なシステムに変身する。
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提供: Sarah Tew/CNETデスクトップは死なず
例年どおり、Lenovoの「ThinkCentre X1」オールインワンなど、メインストリームのデスクトップや低価格ノートPCも多数発表された。
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提供: Samsungテレビの時間
メーカー各社にとって、CESは自社の新型テレビを披露する最も重要な展示会の1つだ。サムスンはLGの強力なOLEDスクリーン群に対抗して、初の量子ドットテレビと内蔵スマートホームハブを披露した。そして、そこでは「最大の」という決まり文句を避けて通ることはできない。サムスンは2016年、個々のスクリーンモジュールで構成される170インチの超大型テレビで、その主張を展開した。また、2015年から引き続き8Kモデルが勢いを増しており、多くのメーカーがHDRに取り組んでいる。残念ながら、こうした開発はどれも、消費者の混乱をまったく解消できていない。
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提供: Josh Miller/CNETいまだ現実味に欠ける仮想現実ヘッドセット
VR分野の3大勢力は、HTCの「Vive」、ソニーの「PlayStation VR」、そして「Oculus Rift」だ。先週最大のニュースは、Oculusの出荷予定日と、600ドルという物議を醸す価格が発表されたことだった。Facebookが支援するOculus Riftは、競合製品がまだ開発段階にあるため、優位に立っている。ライブVRも存在するが(主にゴーグルやドローンによるもの)、これもまだ荒削りだ。
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提供: Wayne Cunningham/CNETダッシュボードをめぐるドラマ
筆者にとって特に衝撃的だったトレンドは、自動車のインターフェースの外観と操作について各社のアプローチが大きく異なることだ。VisteonとBMWのジェスチャーでの操作から、現在のタッチスクリーンでの操作、ノブとタッチスクリーンの組み合わせまで、さまざまなものが存在しており、2017年の今ごろ自動車に何が搭載されるのか分からない。
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提供: Nvidia自律運転は信頼の問題
CESでは、あらゆる自動車メーカーが自律走行車ついて語った。まだ実用化されていない理由についてもだ(中でもNVIDIAの記者会見は、まるでニューラルネットワークに関する大学院の講義のようだった)。メーカー各社は、簡単な条件下では大きな成果を上げているものの、難しい条件(過酷な天候の理解や予期せぬ出来事への対応など)をクリアするのが依然として困難である理由について、繰り返し説明した。各社の見解がもう1つ一致している点が、受容の問題だ。乗車する人や歩行者に死の危険がないと納得できるまで、誰も自動運転車を欲しいと思わないだろう。とはいえ、Volvoは米国で初の半自律走行車を発売すると発表している。
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提供: Josh Miller/CNETコネクテッドカー
自動車の体験に関して、もう1つ共通のビジョンがある。可能な限りの情報共有を、自動車と家の間で、最終的には自動車間で実現することだ。Faraday FutureもBoschも、自動車はユーザーのスマートフォンの延長線上にあるものと見なしている。
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提供: Josh Miller/CNET手ごろな価格の電気自動車(EV)
派手で未来的なコンセプトが多数披露されたものの、CESで最大の自動車関連ニュースは、それよりはるかに平凡なものだった。発売予定の「Chevy Bolt」だ。相応の走行距離で、実用的なデザインの大衆市場向け電気自動車であり、販売価格は3万ドルを切る(米連邦政府の補助金が適用される)。
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提供: Antuan Goodwin/CNET未来の自動車をコンセプト化
最新の(時として非常に奇妙な)テクノロジ、オーディオシステム、インフォテインメントシステムを備えたコンセプトカーは、CESの定番だ。2016年も例外ではない。興味深いオーディオコンセプトがBoseから発表された。同社の「NEAR」システムのプロトタイプは、通知などの音をドライバーにとって空間的に最も論理的な場所に向かって出力する。Rinspeedの「Σtos」は、CESで人気の高い2つの要素、つまり飾り立てられた自動車と、車体後部から不気味に発進するドローンを組み合わせている。ただし、1月に開催される最大の自動車展示会は、CESではない。米国時間1月11日に開幕した北米国際オートショー(デトロイトオートショー)だ。
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提供: James Martin/CNET冷蔵庫はクールなスマートホームデバイス
スマートホームはまだまだスマートとはいえない。デバイスは話せるようになったが、伝える情報のほとんどはユーザーの耳には届かない。それは、規格上の混乱が依然として続いているからだ。それどころか、Amazonの「Alexa」音声サポートをはじめとして無数にある異なる既存プラットフォームのサポートが数多く発表された。
それにもかかわらず、接続可能な新製品が多数登場した。その1つにサムスンの「Family Hub」冷蔵庫がある。それは、大きなタッチスクリーンを備え、台所にとどまらず、家庭の中心に置かれることを望んでいるような製品だ。LGの「Signature」冷蔵庫は足の動きに反応して開く。
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提供: Tyler Lizenby/CNETADTが「Canopy」の展開を拡大
ホームセキュリティの大きなトレンドの1つが、プロフェッショナルによるコネクテッドセキュリティ端末の監視だ。ホームセキュリティ分野で最も有名な企業の1社であるADTは、サムスンの「SmartThings」プラットフォームなど、多くのスマートホーム端末プロバイダーと新たに提携を結んだことを発表した。
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提供: Sarah Tew/CNET主役はスマートウォッチではなくフィットネストラッカー
フィットネスバンドは2016年のウェアラブルの主役だったが、驚くべき新発表は1つもなく、うまく機能しているように思える既存システムのアップグレードや、機能性が少し低下したように見せようとする試みばかりだった。また、スマートなスニーカーやヘルメット、ウェアなど、パフォーマンスをさらに細かく管理するスポーツ向けウェアラブルが多数発表された。
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提供: Shara Tibken/CNETスマートパンツ
サムスンのC-Labは、韓国では既に発売されている本格的(でおしゃれ)なスマートスーツや、ひどい名前が付けられた「WELT」(Wellness belt)スマートベルトなど、いくつかのプロジェクトを披露した。
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提供: Sarah Tew/CNETCESで発表されたスマートフォン
2月開催のMobile World Congressと時期が近いこともあり、CESは概して、その年の最も注目すべきスマートフォンが多数発表される展示会ではない。その代わりに、多くの低価格モデルが披露される。2016年のビッグニュースは、そうした低価格モデルの外観が秀逸なことだ。意外なことに、最大の話題は、スマートフォンに関することですらなかった。LenovoがMotorolaブランドを廃して、発音しやすい「Moto」を採用したことだ。
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提供: Joshua Goldman/CNET大量のドローン
ドローンが今も比較的ニッチな市場であることを考えると、CESで披露されたドローンモデルの数は驚異的だ。玩具版を除いて、少なくとも25モデルが登場した。特に注目すべき新モデルが「Onagofly」だ。自分をつけ回すドローンで自撮り写真を撮影するという考えは非常にばかばかしく思えるとはいえ、手ごろな価格に設定されており、動画の画質が十分であれば、商用の動画(ツアー、ハウツーもの、「House Hunters」など)に利用できる本格的で便利な機能を備えている。多くの新型ドローンは軽量(つまり米国では登録が不要)であることが宣伝されている。また、2016年のCESでは、障害物回避機能を備えるドローンが大幅に増えた。
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提供: Joshua Goldman/CNET乗り物があるのに歩く必要なんて
ホバーボードという誤解を招くような名前の製品が世界中で燃え上がる中、CESでは発火のおそれが低い個人用移動手段が数多く展示された。折りたたみ式スクーターや電動スクーター、折りたたみ式電動スクーターなど、多数のスクーターが披露されたが、最もニュース価値の高い移動手段は、交通渋滞の上を楽しく移動できる1人乗りの「Ehang」オクトコプターだった。ただし、Ehangを商品化するために越えなければならないハードルは非常に多い(そのうち、テクノロジに関するハードルはごくわずかだ)。
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