LG電子は13日、2018年までに5272億ウォン(約511億円)を投資し、慶尚北道亀尾工場の太陽電池セル生産ラインを現在の8本から14本に拡充すると発表した。セルは太陽光エネルギーを電気に変換する装置を指す。
LG電子のB2B(企業間取引)部門責任者、李相奉(イ・サンボン)社長は同日、慶尚北道庁で金寛容(キム・グァンヨン)道知事らが見守る中、新規生産ライン投資に関する覚書に調印した。
現在亀尾工場の太陽電池セル生産量は年1ギガワット程度だが、生産ライン増設で、2020年には3ギガワット程度まで増える。3ギガワットは100万世帯が年間使用できる電力量に相当する。同社は今回の投資計画で、研究開発、事務、生産などの業種で870人の雇用創出効果が生まれるとの見通しを示した。
LG電子はエネルギー事業を次世代の成長分野として積極的に育成している。2010年に太陽電池セルや回路を融合し、発電に使用する太陽電池モジュールを発売したのに続き、14年にはエネルギー事業センターを新設し、事業を本格化させた。太陽電池モジュール、エネルギー貯蔵装置(ESS)などが主な製品だ。