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北朝鮮軍の小型無人機か 韓国軍が警告射撃
1月13日 18時31分

北朝鮮軍の小型無人機か 韓国軍が警告射撃
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北朝鮮軍の小型無人機とみられる飛行物体が13日午後、軍事境界線を越えて韓国側に侵入したため、韓国軍が警告射撃を行いました。この飛行物体は北朝鮮側に引き返しましたが、韓国軍は、北朝鮮軍による挑発とみて分析を進めています。
韓国軍の関係者によりますと、韓国北部のキョンギ(京畿)道パジュ(坡州)で、13日午後2時すぎ、北朝鮮軍の小型無人機とみられる飛行物体が、高度およそ3000メートルで、軍事境界線を越えて韓国側に数十メートル侵入しました。このため、韓国軍が軍事境界線に向けて警告放送を行ったうえで、機関銃で20発余り、警告射撃を行ったところ、飛行物体は北朝鮮側に引き返したということです。
韓国軍は、この飛行物体が午前中から軍事境界線近くを飛行しているのをレーダーで確認していましたが、韓国側に侵入してきたので対応したとしています。今回の飛行物体が北朝鮮軍の無人機だとすれば、軍事境界線を越えて韓国側に侵入したのは去年8月以来で、韓国軍は、北朝鮮側に向けて再開した宣伝放送に対抗しての挑発行為の一環だとみて分析を進めています。
韓国ではおととし、東部の山の中や、北朝鮮に近い西部の島などで、小型の無人機合わせて3機が墜落しているのが相次いで見つかり、韓国国防省がアメリカ軍と合同で調査した結果、北朝鮮軍が偵察のために飛ばしたものだと断定しましたが、北朝鮮側は全面的に否定しています。

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