カロリーは意外と低め。お餅を知って楽しく食べよう♫

カロリーは意外と低め。お餅を知って楽しく食べよう♫

“正月太り”で引き合いに出される“餅”。でも餅2個(100g)のカロリーは、ご飯一膳分(150g)より低く、餅=太る食材というわけではありません。餅は腹持ち良く、効率良く熱を産生する優秀な食品。古くから日本で食されてきた大切な伝統食です。今記事では餅についてのアレコレと、普段の食事に活用できる餅を使ったレシピの数々を紹介します。(2016年01月09日作成)

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日本の食文化、伝統行事に欠かせない“餅”。
【画像は、飛騨高山の正月の飾り「花餅(はなもち)」。「餅花/もちばな(飛騨高山地方では“花餅”)」は、正月や小正月の飾り物。ヤナギやエノキなどの枝に、小さく丸めた餅や団子を飾り付け、その年の五穀豊穣を願います。】

出典: blogs.yahoo.co.jp

【画像は、飛騨高山の正月の飾り「花餅(はなもち)」。「餅花/もちばな(飛騨高山地方では“花餅”)」は、正月や小正月の飾り物。ヤナギやエノキなどの枝に、小さく丸めた餅や団子を飾り付け、その年の五穀豊穣を願います。】

正月の雑煮や鏡開きのお汁粉、ひな祭りの菱餅や彼岸のおはぎ、端午の節句の柏餅等など、日本人は季節折々、折り目・節目の“ハレの日”に餅を搗いて食してきました。
カロリーは意外と低め。お餅を知って楽しく食べよう♫

出典: www.machiyado.com

日本人にとって“餅”を特別なものとして扱うのは、季節の節目を大事にする稲作文化が日本文化の根底にあるため。日本では、春になれば田んぼを耕し、秋に実りを収穫し、そのサイクルの中で生活してきました。米一粒には稲魂が宿ると考え、労苦を惜しまず育んだ米を搗いて“餅”にし、心を込めて神に供えてきました。
【“餅”は、季節の行事や祝い事などのハレの日のための特別な食物。大自然や大いなる力に感謝しつつ、大切な餅米を蒸しては搗き食してきました。】

出典: www.instagram.com(@kso_dz1014)

【“餅”は、季節の行事や祝い事などのハレの日のための特別な食物。大自然や大いなる力に感謝しつつ、大切な餅米を蒸しては搗き食してきました。】

“餅”は単なる食物ではなく、神の力が宿る特別なもの。

カロリーは意外と低め。お餅を知って楽しく食べよう♫

出典: www.flickr.com(@coniferconifer)

“餅”は単なる食物ではなく、神の力が宿る特別なものです。
例えば、正月に供える“鏡餅”は、新しい生命を与えるために現れる、穀物神である*年神様に供えるものです。“鏡開き”は、その年神様が宿った餅を皆で食すことによって、餅に宿る神様の力を頂き、一年間の無病息災や幸を願う、正月に引き続く大切な行事です。

(※年神様の“年”とは、稲の実りを表しています。本来の正月の主たる行事は、農耕文化の発達とともに生じた、年初に行う豊作祈願です。)
【“鏡開き”は、やっぱり汁粉。餅をこんがり焼けば、風味が立って美味しい。(※鏡開きは、地方によって異なります。関東では1月11日・関西では1月15日・京都等1月4日)】

出典: www.instagram.com(@mai_tsujimoto)

【“鏡開き”は、やっぱり汁粉。餅をこんがり焼けば、風味が立って美味しい。(※鏡開きは、地方によって異なります。関東では1月11日・関西では1月15日・京都等1月4日)】

餅は、日本の精神文化に関わる大事な食物です。ハロウィンやクリスマス行事が盛んになるにつれて、日本の正月行事や正月料理も簡略化傾向にありますが、せめて“餅”くらいは大切に頂きたいものです。

“餅”は意外と低カロリー

“餅は太る”と良く言われますが、“餅”のカロリーはそれほど高い食べ物ではありません。

切り餅1個(50g)のカロリーは、118cal。
お雑煮に2個使っても、236cal。
ご飯一膳(150g)のカロリーは、252cal。
【香ばしく焼き上がった餅は、ご馳走!】

出典: www.instagram.com(@mica0911)

【香ばしく焼き上がった餅は、ご馳走!】

ご飯150gというのは、小さなお茶碗に軽く一杯程度。餅だけみれば、ご飯一膳分よりも少なく、関東風雑煮(鶏肉・小松菜・しいたけ・なると等入ったすまし汁仕立て)一椀分のカロリー(餅2個使用)は、おおよそ300calしかありません。
このカロリーを多いとみるか少ないとみるかは人それぞれですが、人が集えば囲む“すき焼き”は、ご飯やうどんを入れなくても、おおよそ一人分(和牛100g使用+具材)で900cal前後。鶏の唐揚げ4つで300cal弱、ピザは一枚500~650calもあることを考えれば、食べ過ぎれば別ですが、餅だけが太る原因と言えないことは自明なはず。

年末年始は、飲食の機会も食べる量も、普段の生活に比較し圧倒的に増える頃。その反面、活動量は大幅に下がっています。正月太りは、年末年始の飲食と活動量のバランスの悪さから生じた結果に他なりません。“正月太り”した方は、年末年始のご自身の食生活を振り返ってみましょう。

“餅”は、美味しく、調理しやすい食品。

かつての日本では、“餅”は、季節や節目で頂くハレの日のご馳走でしたが、現代では、“餅”は、調理しやすく美味しい食品です。カビの発生を防ぎ、長期保存の包装が一般的なった“餅”は、忙しい朝や思い立った時に熱を入れれば、簡便に食べることが出来ます。
【香ばしく焼いた餅に醤油をつけ、海苔を巻いた「磯辺焼き」。忙しい朝は、ご飯+味噌汁の代わりに、餅を焼いて。】

出典: www.instagram.com(@natsucoaoki)

【香ばしく焼いた餅に醤油をつけ、海苔を巻いた「磯辺焼き」。忙しい朝は、ご飯+味噌汁の代わりに、餅を焼いて。】

餅はデンプン質豊富。
餅のデンプン質は、果汁やチョコレート等と比較して消化吸収が緩やかです。他の穀類に比較してエネルギーが高く、また繊維質や脂質をほとんど含まないため、胃に負担をかけません。育ち盛りの子どもの朝食やおやつ、マラソンや登山等のスポーツ前の食事にうってつけの食べ物です。
【画像は、相模原の「蕎麦処いろは」の揚げ餅入りの“揚げ餅うどん”。うどんも消化吸収に優れた食物。冬のエネルギーチャージにぴったりのメニューです。いつもの“力うどん”に一手間かければ、お腹満足の一品に。】

出典: www.instagram.com(@osobayanoyoko)

【画像は、相模原の「蕎麦処いろは」の揚げ餅入りの“揚げ餅うどん”。うどんも消化吸収に優れた食物。冬のエネルギーチャージにぴったりのメニューです。いつもの“力うどん”に一手間かければ、お腹満足の一品に。】

といっても、毎回雑煮やきなこ餅、餅ピザでは飽きてしまいます。以下では、お餅の活用例、また食材の一つとして餅を使った料理レシピを紹介します。

餅を加えて、美味しく、簡単に。餅の活用術

モチモチとした食感と穀物の甘味、熱を加えると糊状になる餅の性質を利用すると、いつもの料理に深みとコクが生まれ、手間のかかる料理が簡単スピーディに作ることが出来ます。料理の主役としてではなく、食材の一つ、調味料として、餅を活用してみましょう。
餅米を浸し蒸しあげて作る“おこわ”は、モチモチとした食感と独特の甘味がたまらない美味しいさ。でも一から作るのは手間も時間もかかります。うるち米に「切り餅」を加えて炊き上げれば、美味しい“おこわ”が簡単に作れます。
【画像は、以下で紹介する「簡単中華風おこわ」】

出典: blog.livedoor.jp

餅米を浸し蒸しあげて作る“おこわ”は、モチモチとした食感と独特の甘味がたまらない美味しいさ。でも一から作るのは手間も時間もかかります。うるち米に「切り餅」を加えて炊き上げれば、美味しい“おこわ”が簡単に作れます。
【画像は、以下で紹介する「簡単中華風おこわ」】

簡単中華風おこわ

中華のおこわを作る時は、ぜひ「五香粉」を使いましょう。少し加えるだけで、中華の香り豊かに。

出典: blog.livedoor.jp

中華のおこわを作る時は、ぜひ「五香粉」を使いましょう。少し加えるだけで、中華の香り豊かに。

ツナのもちもち炊き込みご飯

いつもの炊き込みご飯に切り餅を加えて炊き上げれば、モッチモチの食感に。ツナ缶があれば簡単に作れる炊き込みご飯レシピです。

出典: hanakana.net

いつもの炊き込みご飯に切り餅を加えて炊き上げれば、モッチモチの食感に。ツナ缶があれば簡単に作れる炊き込みご飯レシピです。

もちもちポンデケージョ

“ポンデケージョ”は、ブラジルの「チーズパン」。コロコロとした形状と、サクサクモチモチの食感が人気のパンです。本来はタピオカ粉(キャッサバ粉)を使ってモチモチの食感を出しますが、“切り餅”を使えば本場に負けない食感のポンデケージョが作れます。

このレシピは、ジャガイモと切り餅、豆乳を使ったプレーンなタイプ。チーズ風味が好みなら、混ぜる時に粉チーズを加えましょう。

出典: www.uchimeshi.net

“ポンデケージョ”は、ブラジルの「チーズパン」。コロコロとした形状と、サクサクモチモチの食感が人気のパンです。本来はタピオカ粉(キャッサバ粉)を使ってモチモチの食感を出しますが、“切り餅”を使えば本場に負けない食感のポンデケージョが作れます。

このレシピは、ジャガイモと切り餅、豆乳を使ったプレーンなタイプ。チーズ風味が好みなら、混ぜる時に粉チーズを加えましょう。

餅をしっかり使って。お腹大満足のレシピ

余った切り餅で超簡単おつまみ♪お餅でお好み焼き風

大阪のソウルフード“豚平焼き”は、お好み焼きの生地に、厚切りの豚肉を挟んで焼き上げる料理。豚肉の代わりに切り餅を入れると、モチモチ食感が嬉しい一品になります。子供のランチやオツマミにぴったりのレシピ。

出典: ameblo.jp

大阪のソウルフード“豚平焼き”は、お好み焼きの生地に、厚切りの豚肉を挟んで焼き上げる料理。豚肉の代わりに切り餅を入れると、モチモチ食感が嬉しい一品になります。子供のランチやオツマミにぴったりのレシピ。

きなこ餅のトースト♪チーズのせ☆ 残ったお餅で!

トースト一枚ではエネルギーが足りない方、育ち盛りの子供にぴったりのレシピです。きなこの風味、チーズのコクでお腹満足。

出典:

トースト一枚ではエネルギーが足りない方、育ち盛りの子供にぴったりのレシピです。きなこの風味、チーズのコクでお腹満足。

残った切り餅で点心♪ピリ辛肉入りシャンピン風焼き餅

中国風おやき“シャンピン”は、日本同様に小麦粉で生地を作りますが、切り餅を使えばもっと簡単に美味しく作れます。餅とジューシーな肉餡がたまらない美味しさです。

出典:

中国風おやき“シャンピン”は、日本同様に小麦粉で生地を作りますが、切り餅を使えばもっと簡単に美味しく作れます。餅とジューシーな肉餡がたまらない美味しさです。

焼いてサクサクモチモチ☆大葉とチーズのお餅春巻き!

ベーコン巻きや肉巻の餅レシピは数々ありますが、餅が飛び出るのが難点。春巻きの皮を使えば、パリッパリの食感も出て一石二鳥。チーズを使っても溶け出る心配がありません。オツマミ、ご飯のオカズにぴったりのレシピです。

レンジ1分ちくわ餅♪

目からウロコのもちを使った簡単レシピ。竹輪に餅を入れてレンチンするだけ。魚の旨味とモチモチ食感がたまらない一品です。

出典:

目からウロコのもちを使った簡単レシピ。竹輪に餅を入れてレンチンするだけ。魚の旨味とモチモチ食感がたまらない一品です。

お餅グラタン

忙しい時はマカロニ一つ茹で上げるのも面倒なもの。市販のミートソースと餅を使えば、あっと言う間にお腹満足のグラタンに。

出典: ameblo.jp

忙しい時はマカロニ一つ茹で上げるのも面倒なもの。市販のミートソースと餅を使えば、あっと言う間にお腹満足のグラタンに。

餅を使って簡単に和菓子・郷土菓子

切り餅でいちごミルク大福

「いちご大福」は、豆大福に並ぶ人気の和菓子。切り餅と苺、小豆餡があれば、思い立った時に簡単に作れます。

このレシピは、牛乳を練りこんだ餅生地です。牛乳を入れれば生地に独特の甘味と柔らかさが生まれます。【画像は、耐熱皿に切り餅を入れて柔らかくし、牛乳を加えているところ。】

予め苺に小豆餡を纏わせておけば簡単。あとは餅生地で包むだけ。

北秋田市の郷土菓子“バター餅”

「バター餅」は、北秋田市で食されている郷土のお菓子。バターや卵黄、砂糖などが入るため、時間を経ても柔らか。冬に狩猟をする“マタギ”の方々の携帯食として作られてきました。現在は知名度が上がり、人気の餅菓子。

北秋田市では、餅米から作りますが、切り餅でも作れます。【画像は、レンジで柔らかくした切り餅に砂糖と卵黄を加えたところ。以下のリンク先で、材料・分量・作り方が丁寧に説明されています。ぜひ参考にしてしてみましょう。】

切り餅とさつまいもで♡トロ餅ねったぼ

“ねったぼ”は、正月餅を搗く時に、最後の一臼に煮たさつま芋を加えて搗きあげた、古くから鹿児島で食されているお餅です。

出典: ameblo.jp

“ねったぼ”は、正月餅を搗く時に、最後の一臼に煮たさつま芋を加えて搗きあげた、古くから鹿児島で食されているお餅です。

切り餅とさつま芋があれば、素朴な味わいが魅力の“ねったぼ”を簡単に作れます。【画像は、茹であげたさつま芋と切り餅を潰しているところ。以下のリンク先では画像をまじえて丁寧に説明していますので、ぜひ参考にしましょう。】

出典: ameblo.jp

切り餅とさつま芋があれば、素朴な味わいが魅力の“ねったぼ”を簡単に作れます。【画像は、茹であげたさつま芋と切り餅を潰しているところ。以下のリンク先では画像をまじえて丁寧に説明していますので、ぜひ参考にしましょう。】

鹿児島同様に、徳島県もさつま芋の産地です。徳島では、秋の収穫時や正月に「いももち」を作ります。徳島の「いももち」はさつま芋入りの餅生地で餡を包み、黄粉をまぶします。上で紹介した餅生地で作ってみましょう。

出典: www.instagram.com(@shana.mama)

鹿児島同様に、徳島県もさつま芋の産地です。徳島では、秋の収穫時や正月に「いももち」を作ります。徳島の「いももち」はさつま芋入りの餅生地で餡を包み、黄粉をまぶします。上で紹介した餅生地で作ってみましょう。

おかきのレシピ

のし餅が余ってしまったら、細かく切って干しましょう。冬は空気が乾燥しているので、天日干しで十分に乾きます。乾くまで数日かかりますが、保存がききます。

おかきは乾かした餅を油で揚げるだけ。塩が定番ですが、青のりや七味唐辛子、カレー粉をまぶせばオリジナルのおかきが作れます。ぜひお試しあれ。

出典: www.instagram.com(@nikutanko)

のし餅が余ってしまったら、細かく切って干しましょう。冬は空気が乾燥しているので、天日干しで十分に乾きます。乾くまで数日かかりますが、保存がききます。

おかきは乾かした餅を油で揚げるだけ。塩が定番ですが、青のりや七味唐辛子、カレー粉をまぶせばオリジナルのおかきが作れます。ぜひお試しあれ。

おわりに

日本文化はその精神も含めて、稲作文化がその根底にあります。

“餅”は神妙なる力をもった、日本の精神文化をも内包する大切な伝統食です。“太る”からと言わずに、上手に活用して美味しく頂きましょう。

出典: www.instagram.com(@justonecookbook)

日本文化はその精神も含めて、稲作文化がその根底にあります。

“餅”は神妙なる力をもった、日本の精神文化をも内包する大切な伝統食です。“太る”からと言わずに、上手に活用して美味しく頂きましょう。

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