自分の話がきちんと相手に伝わらない。
そんな経験、みなさんもありませんか?
「何の話してるの?」
「君が何を言いたいのかわからん」
「あー。◯◯ってことね」←全然違う
こんなことが続くと正直しんどいですよね。
先生や先輩に質問をしたいのに伝わらない。
仕事の相談や、打ち合わせでうまく話が通じていない。
特に重要な話をしている時に、それが伝わっていないと後から大変なことになったり。
そんなわけで、今日はわかりやすい説明の仕方について話をしたいと思います。
説明する前にすべきこと
自分の中で話を整理できているか
相手に伝える前に自分の中で話が整理できていなくてはいけません。
自分の中で整理できていないということは、自分が何を話したいのかちゃんと決めれていないということです。
そんな状態で話をし始めても、相手には伝わらないし、自分も余計に混乱します。
まずは、自分の中で話を整理するようにしましょう。
相手が今話を聞いてくれる状態か確認
話というのは、自分だけではなく相手がいてはじめて成り立ちます。
自分が話したい、という気持ちだけでは話は成立しないのです。
話をする前には、相手がちゃんと話を聞いてくれるような状態なのか確認するようにしましょう。
相手が忙しそうにしていたり、仕事や勉強に集中している時は、相手が聞いてくれる状況ではありません。
相手にも相手のすべきことがあります。
その中で時間を作って話を聞いてもらうわけですから、せめて相手が余裕のある時に話をするべきです。
でないと、相手もまともに話を聞いてくれませんよ。
話しかける時も、今話して大丈夫か確認するのがいいでしょう。
伝わるように話す方法
実際に説明をするときに、伝わりやすくする方法はなにか。
それは「何の話をするのか」を最初に言うことです。
そんなの当たり前だろ、と思う人もいるかと思いますが、意外とこれができていない人が多いんです。
これは「何の話」というのが非常に難しいからですね。
ここで重要なのは「何の話」にあたる部分のことを相手が知っている知識・情報に収めておくことです。
「何の話」にあたる部分を分かっているのが自分だけでは、相手に伝わるわけがありません。
例えば、僕が話しかけられた中でこんなことがありました。
後輩:「先輩、◯◯って感じのことしたいんですけど、どういたらいいですか」
僕:「・・・?何の話?」
後輩:「いや、この時の、この部分で・・・(ソースコードを指しながら)」
僕:「・・・。」
この時僕がわかったのは、とりあえず彼が何かをしたいんだということだけ。
つまり何も分かりませんでした(笑)
これだけでは全く話ができません。
例えば、
後輩:「先輩、◯◯のプロジェクトについて聞きたいことがあるのですけどいいですか」
僕:「◯◯の話ね。いいよ」
後輩:「実は△△のテストを実行してみたんですけど、どうも納得いかなくて。それで□□□みたいにしたいんですけど、どうしたらいいですかね?」
僕:「なるほど、それはね・・・」
というようにすれば、わかりやすいし話はスムーズに進んだでしょう。
ここでの「何の話」にあたる部分は「◯◯のプロジェクトについて聞きたいことがある」だったわけです。
ここまでのことをまとめてみましょう。
下の図式になるように「何の話」にあたる部分を設定することが重要です。
相手が知っている情報の範囲で、自分が話したいことが何なのかを伝えるようにしましょう。
相手をよく見て話す
話している時は、相手のことをしっかりと見ましょう。
さらに、対話的に話を進めるともっといいかもしれない。
重要なのは相手に伝わっているかを確認しながら話を進めること。
もし、自分の話が伝わっていないようなら、「このくらいの話からすれば相手がわかってくれるだろう」という前提が間違っていたことになります。
そういった時には伝える情報を付け足すか、そもそも話の切り出し方を変えるのがいいでしょう。
相手が話を理解しないまま、自分がどんどん話していっても結局伝わることはありません。
しっかりと相手のことを意識して話をしましょう。
最後にすべきこと
最後には、きちんと相手にお礼を言いましょう。
相手も時間を取って聞いてくれているのですから。
そうすることで、次に話を聞いてもらいたいときに、相手の方が分かろうとしてくれることにつながります。
分かろうとしてくれなければ、いくら話をしても伝わらないものです。
失礼な態度では、相手が話を聞いてくれなくなってしまいますよ。
説明をするというのはコミュニケーションなのですから、相手の気持ちを考えることも重要なことです。
まとめ
今回はわかりやすい説明をするためにどうすべきか、という話をしました。
自分の考えていることは、きちんと相手に伝えたいものです。
「説明する」というのはコミュニケーションですから実践あるのみです。
どんどん説明する練習を積んでいきましょう。
以上。