慰安婦問題 韓日間の「非公開合意文ない」=韓国外相

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は7日の国会答弁で、旧日本軍の慰安婦問題をめぐり日本と解決に向け合意したことと関連し、韓日外相の発表文以外の「非公開の合意文」はないと明言した。

 無所属議員に非公開合意文の存在を問われ、「私が知る限りはない」と答えた。

 また「日本政府から金銭を受け取って(ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦被害者を象徴する)少女像の移転を推進するのでは」との質問には、「合意した内容以上でも以下でもない。日本もそんな前提はないと否定した」と説明した。

 韓日外相は先月28日、国際社会で慰安婦問題に関する非難・批判を互いに控えること、韓国政府が慰安婦被害者を支援するための財団を設立して日本側が10億円程度を拠出すること、少女像について韓国政府が関連団体との協議などを通じて適切に解決されるよう努力することなどを発表した。

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