その時気になる経済ニュースを、写真や図解を使いながらわかりやすく解説するコーナーです。
ニュースとニュースのつながりや、過去から現在への流れ、
そして今後への影響などを「立体的」に理解することができます。
1.祝日法で年間16日の祝日を定める

日本の祝日は1948年に制定された国民の祝日に関する法律(祝日法)で定めています。歴史上の出来事を記念する、人生の節目を祝う、自然をたたえる――などの趣旨で国民の祝日が決められ、休日となります。法の施行当初は年に9日だけでしたが、法改正によって少しずつ増え、現在は山の日を含めると年間16日の祝日があります。
日本に法律が定める公的な休日ができたのは明治時代です。皇室の儀式がある日を中心に定められ「祝祭日」と呼ばれていました。祝日法の施行に伴い祝祭日は廃止されました。
海外では宗教上の行事や国の独立に関わる祝日が目立ちます。中国は旧正月(春節)の前日からと、10月1日の建国記念日(国慶節)からそれぞれ約1週間が休みで、南アフリカではアパルトヘイト(人種隔離)政策が廃止された12月16日を白人と有色人種の「和解の日」として祝日にしています。カンボジアやイランのように祝日が年間20日を超える国もあれば、英国やドイツなど10日前後の国もあるなど日数は様々で、同じ国でも州や地域によって違う場合もあります。
2015年8月3日掲載
