男の子の習性?「いいモノ」を拾ってくる息子たち ハナペコ絵日記<39>
トム・クルーズも!?学習障害の一つ「失読症」とは
失読症って聞いたことがありますか?ディスレクシアとも言い、文字と音声が上手く関連づけての理解が難しいため、文字の読み書きが非常に苦手な症状です。子どもの言葉が遅かったり、文字を読むのが苦手という症状が出ていると不安になりますよね。失読症(ディスレクシア)かどうかわかるチェックリストや失読症の有名人について紹介します。
失読症(ディスレクシア)とは
失読症はディスレクシアとも呼ばれ、学習障害の一つになります。女子よりも男子が4倍近く失読症の症状がでやすくなり、遺伝性もあるようですが、原因はあまり分かっていません。
失読症の人は、音と文字が上手く関連付けられないため、単語のつづりを間違える、文が上手く読めなかったりという困難があります。しかし、知的能力については問題なく、文字の読み書き能力のみに困難を抱えています。
失読症(ディスレクシア)の診断について
失読症(ディスレクシア)の子どもは、言葉のはじめが遅かったり、上手に発音できなかったり、文を読むことが苦手です。通常の子どもは4歳くらいのときから文字に興味があるようですが、失読症の子どもは文字に関心が薄い兆候があるようです。
通常の子どもは6歳になるとひらがなを読める子が多くなるため、小学校の入学前の就学時健診で失読症(ディスレクシア)を判断することがあります。
しかしそれを待たなくても、ひょっとしてうちの子が失読症かもしれない?と思ったときには、アンケート方式によりあらかじめ失読症(ディスレクシア)のチェックリストを設けているところがあるので、チェックしてみてもよいでしょう。
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/info/dyslexiatoolkit.html#CHAP2
失読症(ディスレクシア)の対策・治療方法
家庭でママとパパがしてあげられることは、書いてあることを読み上げてあげることです。
学校に通っている年齢であれば内容を理解したかどうかの確認もするとよいでしょう。漢字などは振り仮名をふったり、やさしい文章であれば音読してもよいでしょう。
また、コンピューターやスマートフォンでは文字を音声に変えたり、読み上げソフトなどを利用すると本人の学習ストレスが減るでしょう。
失読症(ディスレクシア)の有名人
有名な失読症(ディスレクシア)の人と言えば、映画俳優のトム・クルーズです。
彼は幼いころから失読症(ディスレクシア)で苦しみ、世間に告白したことで失読症(ディスレクシア)の知名度があがりました。来日した時には、当時の小泉首相に「学び方がわかる本」という学習障害を克服するための本を手渡ししました。
また、トム・クルーズ以外にもエジソンやレオナルド・ダ・ヴィンチなどの天才と呼ばれた有名人も失読症(ディスレクシア)を抱えていたそうです。
失読症(ディスレクシア)の早期発見を
失読症についていかがでしたでしょうか?
現在では読み書きが苦手な失読症(ディスレクシア)の方に対して読み上げソフトなどが使えるパソコンやスマートフォンが普及してきており、以前よりも環境は良くなってきてはいますが、まだまだ知名度は少なめです。
早い段階で読み書きにまつわる困難さの理由がわかれば、様々な対策も可能です。もし自分の子どもが失読症かも?と不安になった時にはお近くの発達専門医など、適切な医師に相談してみてくださいね。
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