室井佑月「気持ち悪いったらない」 “軽減税率”報道に異論
再来年4月の消費税率引き上げと同時に導入される軽減税率。対象を「酒類と外食を除く食品全般」とすることで自民、公明が大筋合意したが、作家の室井佑月氏は、この問題の報道の仕方に疑問を呈する。
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2017年4月の消費税10%への引き上げと同時に導入される軽減税率制度。生鮮食品までなのか加工品までなのか、それとも外食までOKにするのか、自民党と公明党の話し合いはつづいている(12月11日現在)。なんでも安倍首相が出てきて、鶴の一声で公明党案に近づいたとか。
それを「さすが」と国民に思わせたいらしい意図を、バシバシ報道から感じてしまうのは、あたしだけか?
あれか、建設費が膨れ上がった新国立競技場のときとおなじトリックか。あの時も安倍さんが「白紙撤回します」といって、報道は彼のその発言を褒めそやしたんだよ。
おかしくね? 新国立競技場の暴走を招いたのは安倍さんのお仲間だ。誰がどう見たって暴走なんだから、それを組織の長として止めるのは当然だし、もっと早くどうにかしろよ、そういう普通の意見が正面に来ないのはどうしてなのか。
軽減税率にしたってそう。誰が消費税を上げてくれと頼んだ? こういうことをいうと、増えつづける社会保障費はどうするっていい出す人がいるけれど、べつに消費税だけを社会保障費に充てなくてもいいじゃん。
安保法で自衛隊を米軍とともに戦えるようにしたのに、在日米軍への思いやり予算がちっとも減らないのはなぜ? 今後5年間、100億円規模で増額するらしい。
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