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「協定解約を」 海老名市民、市長を提訴

 蔦屋書店とスターバックスコーヒーを併設し、10月1日にリニューアルオープンした神奈川県の海老名市立中央図書館(同市上郷)について、市民2人が24日、海老名市長を相手取り、指定管理者(共同企業体)との基本協定を解約し、市が負担した図書館機能以外の改修費など約5億円を企業側に返還させるよう求める訴訟を横浜地裁に起こした。

     訴えたのは同市河原口4の就職カウンセラー、南室勝巳さん(74)と同市国分寺台1の市民芸術団体役員、甘利和美さん(84)の2人。共同企業体の構成員はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と図書館流通センター(TRC)の2社。

     記者会見した南室さんは「改修費用のほぼ全額の約11億円を市が負担しているが、あれは『ツタヤ図書館』であって市立図書館としての本来の機能がない。特定企業に業務を丸投げし、管理を行わせている」などと訴えた。内野優・海老名市長は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。【長真一】

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