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福島県 人口11万人余減少 過去最大の減少幅12月25日 15時20分
福島県はことし10月に行われた国勢調査の速報値を発表し、原発事故による避難などの影響で、前回・5年前と比べて人口が11万5000人余り減少し、過去最大の減少幅となったことが明らかになりました。
国勢調査は日本の人口や世帯の実態などを調べるために5年に1度行われ、ことしの調査は、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故のあとでは初めてとなります。
福島県が25日に発表した速報値によりますと、ことし10月1日現在の福島県の人口は191万3606人と戦後最も少なくなりました。前回・5年前と比べて11万5458人、率にして5.7%減少し、過去最大の減少幅です。
福島県内の地域別では、原発事故による避難指示区域などがある相双地方が11万1907人と前回の調査より42.9%も減少した一方で、避難者を多く受け入れているいわき市は34万9344人と2.1%増えました。
人口の減少幅が過去最大となったことについて、福島県は「死亡した人の数が生まれた人を上回る『自然減』に加えて、原発事故による県外への避難などの影響が大きいと推測される」としています。
福島県が25日に発表した速報値によりますと、ことし10月1日現在の福島県の人口は191万3606人と戦後最も少なくなりました。前回・5年前と比べて11万5458人、率にして5.7%減少し、過去最大の減少幅です。
福島県内の地域別では、原発事故による避難指示区域などがある相双地方が11万1907人と前回の調査より42.9%も減少した一方で、避難者を多く受け入れているいわき市は34万9344人と2.1%増えました。
人口の減少幅が過去最大となったことについて、福島県は「死亡した人の数が生まれた人を上回る『自然減』に加えて、原発事故による県外への避難などの影響が大きいと推測される」としています。