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 来年3月26日開業の北海道新幹線について、JR北海道は18日、東京―新函館北斗間を最速4時間2分で1日10往復するダイヤを発表した。青函トンネルを貨物列車と共用するため速度を落とし、4時間を切れなかったが、沿線や観光業界の期待は高まっている。

 記者会見したJR北の田畑正信常務は「航空機とは違う強みがある。たくさんの方に来て頂けるダイヤができた」と語った。

 最速4時間2分で結ぶのは下り2本、上り1本の計3本で停車駅は大宮、仙台、盛岡、新青森になる。東京発の新函館北斗行きの下り始発は午前6時32分、下り最終は午後7時20分、新函館北斗発東京行きの上り始発は午前6時35分、上り最終は午後6時36分。新函館北斗から東京までの10往復のほか、新青森まで1往復、盛岡まで1往復、仙台まで1往復の計13往復となる。札幌までの全線は2030年度開業予定だ。

 車両は東北新幹線「はやぶさ」のE5系とほぼ同じ「H5系」。愛称の「はやぶさ」「はやて」も同じだが、車体にはラベンダーをイメージさせる紫色の横のラインが入る。

 新青森から新函館北斗までの149キロのうち、世界最長の青函トンネル(54キロ)を含む区間(82キロ)では貨物列車とレールを共用する。新幹線と貨物列車のトンネル共用は初めて。すれ違う貨物が荷崩れしないように最高時速を特急並みの140キロに落とすため、飛行機より新幹線を選ぶ目安の「4時間の壁」の突破は先送りされた。