2015年12月18日09時47分
法務省は18日、2人の死刑を執行した。執行は今年6月以来、約半年ぶり。昨年12月に第3次安倍政権が発足して以来、執行は2度目で、2012年12月の自民党への政権交代後では8度目、計14人目となった。
法務省によると、今月13日時点で死刑が執行されていない死刑囚は、再審開始決定が出て釈放された袴田巌さん(79)を除いて、128人となっていた。
今年10月に就任した岩城光英法相にとっては初の執行。これまで岩城法相は、執行について「裁判所の判断を尊重しつつ、法の定めるところに従って、慎重かつ厳正に対応すべきものと考えている」と述べ、肯定的な考えを示していた。
また、死刑制度については「国民世論の多数が、極めて悪質、凶悪な犯罪については死刑もやむを得ないと考えている。凶悪犯罪がいまだ後を絶たない状況に鑑みると、重大な罪を犯した者に死刑を科することもやむを得ない。廃止は適当ではない」として、制度を存続する意向を示していた。
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朝日新聞社会部
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