こんばんは、のえる(仮)です( ´ ▽ ` )ノ
不定期連載「お酒にまつわるエトセトラ」シリーズ、略してサケエトVol.2です。
私はことのほか「忘れる」ということが好きです。
嫌なことがあっても本を読んで忘れる。
嫌なことがあっても映画・ドラマを見て忘れる。
嫌なことがあっても笑って忘れる。
嫌なことがあっても寝て忘れる。
嫌なことがあっても酔って忘れる。
いろんな手段を使って物事を忘れていきます。
おかげであまり引きずらない生き方ができています。
それでも忘れられない嫌なことに関しては、それを引き起こす原因になっているヒトやモノを全力で潰しに行くことでストレスを発散しています。
なんとなく人生で培ってきた、生きるためのフローみたいになっています。
ところが好きではない「忘れる」ことも存在します。
この時期になるとまるで儀式のようにそこかしこで発生するアレですね。
そう「忘年会」です。
特に私は職場の忘年会が大嫌いです。
基本的に私にとっての嫌なことの大部分は職場で発生します。
なので職場の飲み会が楽しいわけはないのですが、忘年会ってさらにそれが増幅される気がするんですよね。
仕事の年末進行で忙しいですし、1週間程度休んですぐまた顔を合わせるわけですし、期末でもないのでいまいち区切りも悪いですし。
ちなみに私、今まで数社にお世話になってきたわけですが、忘年会が楽しいと思ったのは1社だけで、それも一時期だけの期間限定でした。
大体が職場での嫌なことなんて言うのは、大部分は上司・先輩が要因となっているケースが多いです。
飲み会の席ではそのどろっとした人間関係がにじみ出てきて、より一層臭うんですよね。
ただまあ、長くサラリーマンをやってますとなんとなく耐性もできてきますので、以下、分類とともに傾向と対策を考えてみたいと思います。
トラ型
別名:酒乱。
特徴
大声で騒ぎだす、意味不明に絡んでくる、なんか叩いてくる、暴れる君。
友人同士なら、タックルをかますなりカカト落としを決めるなりして早々にダウンを奪うことができますが、上司・先輩となるとなかなかそうもいきません。
今までの人生で「眼がすわる」という状況を見たことがあるのは2度しかありませんが、薬でもやってんじゃねえのかと疑いたくなるぐらいのキマリっぷりで本気で怖いです。
面倒事に巻き込まれて、年どころか会社員人生を忘れることになりかねません。
対策
クロロホルムや目薬を用意するのが手っ取り早いのですが、現実的には厳しいです。
となるとこれはもう近寄らない。
これに限ります。
この手のタイプが職場にいるときには、自ら進んで幹事になりましょう。
早めに会場入りして自分は出入り口近くの末席に陣取り、席決めも自らやってしまうのが吉です。
ヘビ型
別名:説教。
特徴
ねちねちと濃厚なお説教マン。
酒を飲むことにより負のパワーが増幅され、普段よりきついことをとくとくと語られる。
友人同士なら口にパンツを突っ込んで黙らせるレベルですが、上司・先輩となるとなかなかそうもいきません。
年忘れどころか憎悪を膨らませて年を越さなければならない羽目になります。
対策
耳栓をしてしまうのが最も手っ取り早いのですが、その他の会話なども聞こえなくなってしまうので難しいです。
また、基本この手のタイプは聴いてほしい願望が強いため、無視すると後が怖いです。
ということで運悪く隣に座ってしまった場合、頃合いを見てトイレに行きましょう。
うん○をするくらいの時間を使って戻ってくるとあら不思議、ターゲットが他の人に移っている可能性が高いです。
それでも待ち構えている場合は、ビールを注ぎに回ればOKです。
タヌキ型
別名:アルハラ。
特徴
常に手に瓶を持っている。
今時やっちゃいけないことを平気でやってくる真正のバカ。
友人同士ならまずこんなことしてくるやつはいないと思われます。
まともに付き合ってしまうと年の終わりに泥酔し、忘れられない傷跡を残す危険性があります。
年越しは病院か警察の可能性もあります。
対策
瓶の中身をノンアルコールビールか水にすりかえることができれば万事解決なのですが、マジシャンでもない限り難しいです。
この手合いは酒に強い傾向があるため、返杯で酔い潰すというのも非現実的です。
ということで、ウィスキーなどの強めの酒をロックかストレートで頼んでしまいましょう。
その際、忘れてはいけないのがチェイサー(水)を頼むことと、飲めないんですけどチャレンジしたいんですアピールをすることです。
実はウィスキーをほんのちょっとなめるだけだと、アルコールはほとんど入ってきません。
また、ちょっとなめたらチェイサーをがぶっと飲むと、なお一層酔いが回りづらいです。
なめる⇒チェイサー⇒なめる⇒チェイサーを繰り返しましょう。
なめるたびに顔をしかめる演技力は必要ですが、それでも酒を飲むチャレンジをしているんです!という偽りの前向き思考はおじさんがたの大好物。
杯が空くまではかまいに来ないでしょう。
それでも一気だとかを強要してくる場合は遠慮なく警察を呼びましょう。
ネコ型
別名:セクハラ。
特徴
私は受けたことはありませんが、酔って気が大きくなった腐れ上司に多いパターン。
友人同士なら…って女友達いませんでした。
これの一番よくないところは、周りの男どもが酔ってておもしろがってしまうところ。
よくわからない大丈夫感が醸成される傾向にあります。
いや、ダメですから。
年の瀬だけど忘れちゃくれませんよ?
対策
男を手玉にとっていろいろ企んでる女性の場合はどうかわかりませんが、嫌がっている女性がほとんどです。
ここで一緒になってセクハラするなんてのは論外です。
男の立場からできる対策としては、セクハラ実行中のおっさんに対して、酒瓶を片手に仕事や悩みの相談をもちかけましょう。
ここは説教、飲まされることを覚悟でいかなくてはなりません。
下手したら俺の楽しみを奪いやがってとか、的外れなことで怒られるかもしれませんが、そこはスルーしてください。
ウィンクの一つでもしておけば、女子社員からの評価が上がるという副産物もゲットできるかもしれません。
いや、それはない。
トリ型
別名:カラハラ。
特徴
個人的には職場飲みで一番苦手なのはこのカラオケ。
友人同士ならつかみから定番まで、ある程度趣味嗜好もわかっているため、言われずとも先陣を切ります。
しかし必ずいるのが自分が歌いたいがために、なぜか目下の人間に歌わせたがる、謙遜の意味を間違っているバカ。
さらにこの人種は、歌ったはいいけど、それに対して評論かましてくるバカが多いです。
厄介なのは、演歌を歌えば「もっと若い歌うたえよ!」、今時の歌を歌えば「おれ知らないぞ、つまらん!」とか、日によって求めるポイントが変わる人。
そして自分の歌には称賛を求めてきます、あなたが思ってるほどうまくないですよ。
こんなカラオケ絶対歌い納めにはならないですね。
なにもかも忘れられるぐらいにパンク歌いてえ。
対策
DAMの通信線をぶったぎれば悩む必要はなくなるのですが、器物損壊罪で逮捕される可能性があります。
そもそも二次会に行かない。
もしくはカラオケのないお店に誘導する。
これしかないですね。
若手社員は行かないって選択肢がない場合もありますので、日ごろからアンテナを張って、おっさんが好きそうな若くてかわいい子を揃えたお店を探しておくなんてことが必要です。
まとめ
皆が楽しい職場忘年会もないわけではありません。
事実、私もそういう忘年会に参加したことはありますが、元来の性格からわちゃわちゃするのが苦手なのです。
私はそれなりに酒は飲めるほうですが、それでも職場の忘年会は嫌です。
まして飲めない方が強制参加しなければいけない場合の憂鬱さは、想像するだけでもゾッとします。
上記の対方法は、私の若かりし頃からの経験に基づいていますが、ある程度災難から逃れられます。
どうしても参加せざるを得ない場合には参考にしていただければ幸いです。
他に良案があれば教えてほしいですねー。
あ、一気の強要とか飲酒運転とか絶対やっちゃだめですよ。
年忘れどころか人として大事なことを忘れちゃいますからね。
それでは良い年末年始の飲みライフを。
SEE YOU!