自ら考えて動く「自創社員」を育成するためには、社長や上司をはじめとして部下や後輩を育成する立場の人、すなわち、新入社員以外の全社員が、他人の育成ができる人を目指して成長し、責任を果たす必要があります。
残念な社員を一流に変えるには、ノートを活用して、社長や上司が部下の成長度合いを確認することが重要です。そして、次に大切になるのが対話です。社長や上司は絶えず部下を見守り、相談に乗りながら、必要に応じてフォローをして成長を促す。この最強のコミュニケーションツールを私は「成長対話」と呼んでいます。毎日仕事が終わる前の10~15分を、必ず部下との成長対話の時間に充てるのです。
目標や計画と実際の行動のズレを対話で確認
では、成長対話が成立している状況とはどのようなものだと思いますか。結論から言えば、社員の成長課題が目標や計画を通じて明らかになり、その課題の解決方法が社長や上司と部下の間で見出せている状態を意味します。
具体的には、「何のために(目的)」「何を(内容)」「どれだけ(出来栄え)」「何日で(期日)」との「出すべき結果」を明らかにする。そして、「なんぼで(コスト)」と「どのようにして(学習を含めた行動内容)」を加えた「取るべき行動」をノートに書き込めるようにすることです。これができるまで、社長や上司と部下は何度も話し合う必要があります。