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 2027年に東京と名古屋を約40分で結ぶリニア中央新幹線。名駅周辺での着工から17日で1年を迎え、地下の新駅建設へ準備が進む。新幹線や在来線が走る下を掘り進める工事や地権者との交渉など、難所続きの工程も見えてきた。

 来年にも始まる新駅工事に向け、JR名古屋駅の西側では資材置き場の整備が進む。在来線の太閤通北口改札の周辺では飲食店が移転し、通路両側に工事用の白い壁。来月中旬にはこの改札も閉鎖され、隣の駅前駐車場は使えなくなる。

 リニア工事は、名古屋や品川の新駅が本線に先行。JR東海は名古屋の新駅工事を、18日に本線着工の起工式がある南アルプストンネルと並ぶ「2大難工事」とする。開業予定の27年までかかる見通しだ。