韓国製菓大手オリオンはこのほど、中国にポテトスナックの原材料となるフレーク(ジャガイモを乾燥させ、製粉したもの)の工場を設置した。韓国製の菓子で初めて中国市場での売り上げが今年2000億ウォン(約203億円)を突破した「オー!カムジャ」(中国名・ヤー!土豆)の販売好調を受け、原材料から一貫生産体制を構築した形だ。
同社関係者によると、新工場は新疆ウイグル自治区北屯市にあり、年産2400トン。2017年までに生産規模を2万トンまで増やし、中国現地工場で必要なフレークの8割を賄う。同社は北京、上海、広州など中国5カ所に現地工場を置いている。中国に原材料工場を設置したのは韓国製菓業界で初だ。