ドラマ「掟上今日子の備忘録」の最終回(10話)、終わっちゃいましたね〜!めっちゃ面白かった!!
最終回ってこともあり、今までで一番面白い内容になっていたように感じます。最終回って意外と拍子抜けすることもありますが、掟上今日子の備忘録は面白かったです。最終回は完全にドラマのオリジナルストーリーとなっており、掟上今日子の謎も綺麗に解けて非常に綺麗に終わったといった感じでよく練られていたのではないでしょうか。
掟上今日子の備忘録の最終回の感想とネタバレ
ちなみに、原作の小説はまだ終わっておらず、そもそも登場人物が全く違うので完全に別物のパラレルワールドと考えたほうがいいのでしょう。最新作の「掟上今日子の退職届」が2015年12月17日に発売されることになっていますが、タイトルから小説も終わりを迎えるってことなんでしょうかね。
とにかくドラマ版の掟上今日子の備忘録の最終回はハッピーエンドで終わって良かった。このまま黒髪の今日子さんで終わったらどうしよう...って思っていましたが。
そして、8話の後半から登場してきた今日子さんの婚約者を名乗る男・結納坂と澤野信二の正体もハッキリしましたし、法郎さんが経営している探偵斡旋所と喫茶店のサンドグラスの謎も解けましたし...
ドラマ版で蒔いたオリジナル要素の伏線をだいたい回収しきって、ちゃんと終わらせたところがなかなか良かった。
最終回のストーリー
9話で澤野信二(要潤さん)から依頼を受けた今日子(新垣結衣さん)は事件の解決をしますが、それは今日子を嵌めるための罠でした。そして、婚約者だったことを今日子に明かします。そして隠館厄介(岡田将生さん)の前から、サンドグラスから今日子は姿を消してしまったのです。
澤野里美としての生活
場面は澤野信二の家にいる今日子が目覚めるシーンとなります。
腕や太ももに書かれたメモは綺麗に消されており、目覚めた時には自分が誰なのかさっぱり分からない状況です。そんな中、目を覚めてすぐに目に付くところにテレビがあり、紙に「起きたら見る」と説明書きが。DVDを再生すると澤野信二が登場し今日子が「澤野里美」であることを伝え結婚をして妻であることを話します。そして、専業主婦となってしまっているようです。
澤野里美と厄介が出会う
今日子が姿を消してから10日が過ぎます。
厄介がデートの約束をしていた映画館の前で黒髪になった今日子の姿を発見します。厄介は話しかけましたが今日子は「掟上今日子って誰ですか?ナンパならもっとうまくやってください!主人が待っているので」と指輪を見せてその場を立ち去るのでした。
家に帰る里美。そこには澤野信二の姿があります。厄介という男に追われたことを報告します。厄介は映画館で別れた後もしつこく今日子の後を追いかけていたのですが、うまく巻いたとのこと。
里美は明日こそは「めい子2」の映画を見るた目に腕にマジックでメモを残しますが、翌日になると綺麗にマジックが消えています。そんなことにも気づくことができない今日子。
そう、一度眠れると記憶がリセットされる。
何度も接触を試みる厄介
翌日、厄介は今日子を見失った公園に再び行って見ると今日子を発見します。
話しかけようとしますが、澤野信二が現れ「あなたのことは以前、調査会社に調べてもらって知っています。2度と里美に近づかないでください。行方不明になってから何年も探しました。探偵をしていたのは悪い夢なんだ」と。
諦めきれない厄介は今日子と話しをしたいと頼み込みます。
そして、澤野信二に了承を得て二人で話しをすることに。厄介は「隠館厄介です」と卵とひよこの絵が描かれたアルバイト先の不動産会社の名札を見せます。
厄介は「今、幸せですか?」と今日子に聞きます。
今日子は「幸せの定義は人それぞれですが、私の場合は衣食住がありお金もあり生活ができている。相対的に見て幸せなのではないでしょうか。人間はお金とちょっとの謎があれば生きていけるのです」と。厄介はしばらく無言で「....幸せでいてください。今日という一日を大切に...。さようなら。」と今日子に別れを告げその場を立ち去ります。
今日子と態条空真の関係が謎
厄介はサンドグラスに戻り、みんなに今日のことを話します。「今日子さんが幸せという限り何もすることができない」と。
そして、一人家に帰るのでした。厄介は今までの今日子とのやりとりを「Kの備忘録」として書き留めていました。その原稿を眺めています。そして。今日子のことを忘れようとしますが....忘却ではないので忘れるわけもありません。
一方、サンドグラスでは絆井法郎が「スポンサーだった態条空真の爺さんがいなくなった以上、ここもそう長くない」とし、也川塗(有岡大貴さん)と幕間まくる(内田理央さん)に今後の身の振る舞いを考えておいてくれと宣告します。
塗は「態条空真さんと今日子さんとどーいう関係だったんだろう。態条さんが亡くなってから今日子さんがいなくなって、旦那まで現れて、タイミング良すぎじゃない?」と違和感を感じるのでした。
確かに澤野信二。怪しいよな。本当に婚約者なのか。
澤野信二と結納坂はやはり同一人物
厄介は刑事に遠浅と喫茶店で話をしています。そこで、今日子が失踪した場所では本当に4年前に事件が起きていて今日子が事件を解決した場所でもあったことが判明。そして、その事件に関係した人物が結納坂だったのです。そしてその写真を見て厄介は驚きます。なんと、澤野信二だったのです。
つまり、今日子が解決した事件によって結納坂は今日子に恨みを持ち、名前を澤野信二にして近づいていたのです。 そして、態条空真の弟の会社である立乃木流通とも関わりがあることが判明。
遠浅刑事と澤野信二の家を突き止めたのですがすでに家を出た状態、会社の立乃木流通に行っても非常勤でいつ出社するかわからないと居場所を教えてもらうことができませんでした。
態条の隠し子が今日子という説
実は塗は大阪の態条空真の家に行って今日子との関係の探りを入れていました。
態条空真には隠し子がいて、亡くなる直前にその子に遺産の半分を上げると言ったそうです。娘の名前は「マキコ」。歳は20代半ばで態条の娘であることを知らず、別の名前で生活をしているらしいです。
法郎は「もしマキコが今日子さんだとしたら全てが繋がる、爺さんは記憶がリセットされる娘に掟上今日子の仮の名前をと職業を与えて密かに守り続けてきた。しかし、爺さんが亡くなったことで娘の存在が明らかになり、それが義理の弟にバレてしまった。」と。義理の弟は立乃木流通の会長で遺産を貰うはずだったが、隠し子の存在が明らかになり遺産が減ってしまいます。そして恨みを持つ結納坂と利害関係が一致し協力関係になったという流れ。
なかなか複雑な関係となっています。そして、引越しをした澤野信二...いや、結納坂は本性を見せはじめます。今日子に睡眠薬を毎日飲ませて、早く一日の記憶をリセットさせていたのです。
今日子が結納坂から逃亡
翌日、今日子は「今日は12月17日?!のたくりの日じゃないですか!」と。のたくりの日は今日子が愛する小説家の須永ファンが集う日でどこかでお供えをする日なんだとか。早速、今日子は結納坂と外に出るのでした。
そしてお花屋さんを探す今日子。「なかなか見つかりませんね〜」と。そして、厄介の勤めている不動産屋を見つけます。そして、結納坂の気を惹いた瞬間、今日子は不動産屋に駆け込みます。しかし、厄介は休みでいません。そこで、机の中から住所などを発見し、アパートに向かいます。
結納坂も不動産屋の中に駆け込みます。そして「隠館」のネームプレートを見て「どうしてわかったんだ...?」と疑問を感じますが、厄介が一度だけ話をしたいとお願いに来た時のネームプレートで居所がわかったことを悟ります。
ずっと寝ていなかった今日子
今日子は厄介のアパートに行ってガラスを割って中に侵入、履歴書から厄介の携帯電話をゲットし家電から携帯電話に電話をかけます。そして、「澤野里美です。あの時見た名札からたどり着きました。あの日から寝ていないんです。」と。
今日子は厄介と出会った時から一度も寝ていなかったのです。結納坂から睡眠薬入りのお茶を出されても隠れて吐いて寝ないように振舞っていたのです。なので、記憶がずっとリセットされないでいたのです。
すごい。以前も眠らなかった時がありましたが、眠らないことには慣れているのかもしれませんね。
「明日のことばかり言っているあの人より、私はあなたを信じました。あの時...今日の1日を大切にって...あなたを信じました。教えてください、私は誰なんですか?」と。すると、電話回線が切断されて電話が切れます。
結納坂が部屋に入ってきます。今日子は部屋にあった厄介が書いた「Kの備忘録」を手に取り逃亡。
結納坂は仲間を引き連れて完全にヤクザ化しています。要潤さんってやっぱりこんな役なんだよねー。悪役がお似合いですからね。
Kの備忘録
追われながらも何とか逃れる今日子。
そして、落ち着いたところで「Kの備忘録」を読んで自分が何者なのかを全てを知ることに。今日子はそこに書かれた一文「彼女の記憶は一日で消えてしまうが、彼女が生きた時間は決して消えない。彼女が忘れてしまっても人々の記憶に永遠に残る。」で涙を流しています。そして「掟上今日子」という名前を知って自分を取り戻したのです。
一方、結納坂は法郎とラスボス対決。タイマンかとい思いきや探偵仲間を大勢引き連れて自分は何もせずに成敗。
法郎さんらしいというか及川光博さんらしい。
厄介が今日子の前に現れます。そして、「私は...探偵の掟上今日子です」と。
厄介と今日子が初キス
二人はどこかの部屋でしばらく避難しています。
今日はずっと寝ていないので眠そうです。厄介は「眠ってください。」と言いますが今日子は「眠ると忘れてしまう...あなたのことを。」と。厄介は「僕が覚えています。大丈夫、覚えていますから」と。すると今日子は厄介に初めてキスをします。
今日子は「忘れたくない..忘れたくないんです!」と号泣。そして厄介から今日子にキスをし「今日子さんが何度忘れてしまっても、僕はあなたを忘れません、だから眠ってください」と抱きしめ、そのまま膝の上で眠るのでした。
録画しておいた『掟上今日子の備忘録』最終回観たけどヤバすぎた(T ^ T) まさか最終回で厄介さんと今日子さんのキスシーンがあるとは… "次に合う時…またイチから口説いてくださいね"って言葉にめっちゃキュンとした(〃▽〃) pic.twitter.com/K9rpX6YzW0
— りょーすけ@ぐっほり余韻 (@gh_livem) 2015, 12月 12
目を覚ますと、今日子は厄介のことを綺麗さっぱり忘れています。「あなたは誰ですか?」と。
色々な伏線が回収されるも天井の文字は謎のまま
翌日、法郎によると態条空真の隠し子は今日子ではなかったことが明らかに。過去に態条空真は今日子に事件を解決してもらったことがあったことから、えらく気に入られたそうです。だから、今日子が住んでいるこのアパートが取り壊されると聞いた時にお金を出資して買い取って、法郎や塗をここに配属させたというわけ。
そして、態条空真の隠し子は幕間まくるであったことが明らかに。まじか...ここだったんだ。確かにお嬢様っぽい雰囲気はありますね。
最終的に今日子の部屋の文字「お前は掟上今日子。今日から探偵として生きて行く」については誰が書いたものだったのかは明らかにならず...。法郎は「謎は謎のままってことだな」と。そして今日子も「そう!人生には謎が必要です!」と。
まあ原作でも謎のままの部分でもありますから、いくらパラレルワールドとはいえドラマでネタバレするわけにもいかないでしょう。もしかしたら「掟上今日子の退職届」で明らかになるってやつなんでしょうかね。
ところで、今日子が厄介の膝の上で眠る前に「今度会ったら、一から口説いてくださいね」と言って眠ったそうですが...これ、毎日大変じゃね?厄介は「これからは口説き放題です」と笑顔を見せていましたが....激痩せしそうですわ。ここまで一途になれる厄介って凄いやつだわ。
最後の最後は恋愛ドラマになってしまった感じでしたが「掟上今日子の備忘録」の最終回でした。なかなか、面白いドラマでした!