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くらむせかい

精神虚弱なぼっちヒキニート

友だちのいない人生を送っています。

mental

友だちのいない人生を送っています。

 
 
友だちのいない人生を送っています。
いない、ゼロ。いちない、ゼロ。
ゼロのゼロ。
 
 
 
 
友だちのいない人生。
 
 
 
 
それは、無音。
無声。
 
 
すべては、なにもかも、
自分の足元に落ちてゆくだけ。
 
すべては、共有出来ない。
それは、楽しいも、悲しいも、なにもかにも。
 
 
 
 
 
 
このドラマ、面白いよ。
と、勧められる事もない。
あのCD買った?
と、聞かれる事もない。
 
 
 
おはよう、も、
ばいばい、も、ない。
 
 
 
こんなに楽しい事があってね。
と、笑いかけられる事もない。
悲しくてたまらない。
と、流れる涙を眺める事もない。
 
 
 
 
久しぶりだね、も、
また会おうね、も、ない。
 
 
 
 
いつかこうしたいんだ。
と、溢れる希望を浴びる事もない。
大好きだよ。
と、体当たりされる事もない。
 
 
 
 
 
大丈夫?、も、
たすけて、も、ない。
 
 
 
 
 
なにもない。
 
 
 
 
なんでもない瞬間にふいに、思いついてしまった冗談を、伝えられない。
伝えられないから、笑ってもらえなければ、
面白くないよ、と突っ込んでももらえない。
 
 
 
 
読んだ本の感想を頭の中で組み立てる必要もない。
好きだったアーティストを嫌いになっても責められない。
美味しい物を見つけても覚えておく必要がない。
身だしなみも気にしなくていい。
スマホの電池が切れてもかまわない。
 
 
 
 
 
 
なにもしなくていい。
 
 
 
 
 
 
 
友だちのいない人生は、
淡々としていて冷たさも感じられない。
 
『孤独』、という言葉だって、
使い道がないから、
だから、
 
要らないくらいだ。
 
 
 
なにをしたって、言うんだろう。
 
いつ、不真面目に生きただろう。
いつ、人を傷付けただろう。
 
 
なにをしたって、いうの、さ。
 
 
 
 
自分には、出来ない事が、
たくさんあります。
 
 
旅行  ドライブ  映画鑑賞  ライブ参戦
たこぱ  外食  お散歩
 

みんなが、あたりまえに出来る事が、
出来ないのです。
 
 
閉じ込められて、縛られて、
逃げられなくて、怖くてたまらなくなるから。
 
どんなものでも喉を通らない。
騒音に目眩が止まらない。
具合を悪くしそうで息が出来ない。
 
 
 
 
 
なにをした、じゃない。
なにも出来なかった、だから、くらむ は、
 
友だちのいない人生を送っています。
 
 
 
 
 
 
友だちのいない人生は、
 
友だちを傷付ける心配がありません。
 
 
 
体調を崩して、予定をキャンセルしないで済む。
行きたいというところへ、一緒に行けない申し訳なさもない。
 
 
 
 
ごめんね、も、言う必要がない。
 
ありがとう、も、言う必要がない。
 
 
 
 
 
 
くらむ は、変われない。
 
強くなんて、なれない。
 
 
外食が出来るようにもならなければ、
映画が観られるようにもならない。
 
外を歩けば倒れそうになるだろうし、
 
食道がなんでもおいでと言う事もない。
 
 
 
 
 
みんなと同じことが出来ない、
それが理由で、くらむ は、ひとりぼっち。
 
 
 
 
 
 
ここは、いい。
 
ここには、
自分がどんなにダメなやつか、
たくさんたくさん、振りまいてるから、
予防線はめいいっぱい有り余ってるくらいに、張り巡らせているから、
だから、
 
ここでなら、
 
不器用な呼吸が許される。
 
 
 
 
 
 
欲しいって、願う権利もない。
あれもこれも出来ない私には、
 
 
 
 
 
 
でも、どうかな。
 
ほんとは、寂しいのだろうか。
 
 
 
 
どんなだったかな。
 
友だちがいる人生というのは。
 
 
 
 
 
人は、孤独に殺されるらしいけれど、
殺してくれる孤独さえ、側にいない気がする。
 
 
 
ただ、無声の中で、
 
友だちのいない人生を送っています。
 
 
 
 
 
 
いつか、もしも、
 
くらむ に、友だちが出来たら、
 
出来たら?なのかな、作ったら?なのかな。
 
とにかく、友だちという存在がもしも、
 
もしも、くらむ の隣に発生したら、
 
 
 
やりたい事は一つだけ。
 
言いたい事は一つだけ。
 
 
 
 
 
 
おかえリタリン
 
 
そう言ったら、
 
笑ってくれるだろうか。