贄川俊
2015年12月12日09時44分
愛知県常滑市のガソリンスタンド(GS)が安売り競争でガソリンを原価割れで販売し、周りの業者が営業を続けられない恐れがあったとして、公正取引委員会は11日、外資系量販店を運営するコストコホールセールジャパン(川崎市)など2社を独占禁止法違反(不当廉売)で警告する方針を固めた。
ほかに警告を受けるのは石油販売会社バロン・パーク(愛知県半田市)。公取委は処分案の通知を始めた。
関係者によると、2社はコストコのGSが開店した11月18日からレギュラーガソリンで安売り競争を開始。1リットル約115円だった価格が一時は85~87円まで下がった。11月下旬に価格を上げたが、約10日間は原価割れだったといい、公取委は不当廉売の恐れがあると判断したとみられる。
日本エネルギー経済研究所石油情報センターによると、2社が安売り競争していた11月24日時点の全国平均の価格は1リットル130・3円だった。(贄川俊)
公取委に対し、愛知県内約600のGS事業者でつくる県石油商業組合は先月19日~今月11日に6回にわたり調査を要請。組合に入っていない両店による「もうけを度外視した値引き合戦」(組合幹部)で影響が大きいとした。周辺では対抗して値下げし、売り上げが減る店が出ていた。
11日夜、常滑市ではコストコのGSはレギュラー1リットルを108円、バロン・パークのGSは107・8円の看板を出していた。
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朝日新聞社会部
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