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原子炉内の廃棄物処分 地下70mより深く12月11日 5時28分
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原子力発電所の廃炉で出る低レベル放射性廃棄物のうち、原子炉内の部品など放射性物質の濃度が比較的高い廃棄物の処分について、原子力規制委員会の検討チームは、長期にわたって人が近づかないよう、今の法令の定めより深い「地下70メートル以上深い場所に埋める」とする案を示しました。
原発の廃炉で出る低レベル放射性廃棄物のうち、原子炉内の核燃料を支える部品など放射性物質の濃度が比較的高い廃棄物は、法令で地下50メートルより深い場所に埋めるとされていますが、処分施設などについての具体的な規制基準が整備されておらず、ことし1月から原子力規制委員会の検討チームが議論しています。
10日の会合では新しい基準の考え方の案が示され、まず管理については、埋めた廃棄物を電力会社が管理する期間を300年から400年とし、その後も掘り返すなどされないための制度を国が整備するとしています。
また、埋める場所は、管理期間が過ぎたあとも人が近づかないよう、過去の大規模なトンネル工事の実績などから地下70メートル以上深い場所とし、今の法令の定めより深くするとしています。
検討チームは今後、電気事業連合会から意見を聞くなどして、今年度中に基本的な考え方を取りまとめることにしています。
10日の会合では新しい基準の考え方の案が示され、まず管理については、埋めた廃棄物を電力会社が管理する期間を300年から400年とし、その後も掘り返すなどされないための制度を国が整備するとしています。
また、埋める場所は、管理期間が過ぎたあとも人が近づかないよう、過去の大規模なトンネル工事の実績などから地下70メートル以上深い場所とし、今の法令の定めより深くするとしています。
検討チームは今後、電気事業連合会から意見を聞くなどして、今年度中に基本的な考え方を取りまとめることにしています。